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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.05.01,Wed
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Posted by sammy - 2014.09.26,Fri

DEREK / New York, USA


強い憧れがあったわけではなかったけれど実際、そこへ行ったら気持ちが沸きあがるような興奮をした。それがニューヨークだった。
キッカケはヤンキースタジアムでヤンキースの試合を観たくて、その夢の実現は2001年の6月だったと思う。
当時のヤンキースには俗に言う「日本人選手」はいなくて、それでも一度は行ってみたかったヤンキースタジアムに足を踏み入れてグラウンドを目にした時、「ここがベーブ・ルースがプレイした球場」だと思いをかすめただけでジーンときてしまったことを憶えている。
その時のヤンキースはワールド・シリーズ進出は当たり前の常勝軍団。まさに黄金期でもあり、その中心がジーターだった。



Yankee Stadium / New York, USA



at sports bar / New York, USA


その後は自らの大リーグ熱の高まりと共に訪米+大リーグ観戦を続け、松井秀喜がヤンキース入りした2003年からは毎年のようにニューヨークへも行っていた。
当時は格安航空券なるものを使って総額5万円前後でニューヨークへ行けたから、ちょっとした遠出気分で行けて、マイレージも溜まるから、溜まったマイレージで「お次はアジア」なんて具合に楽しめていた。
今思えば、わずか10年ほど前の世の中は実に良かった。
当たり前のようにニューヨークへ行っていた「時代」なんて、どうか可笑しく思うのが今である。



avenue / New York, USA



I Love NY / New York, USA



village / New York, USA


今日の午前にテレビ観戦した試合がジーターの本拠地ニューヨークでのラスト・ゲームだった。
いつの時もニューヨークへ行って、ヤンキースタジアムへ行けば、そこのヤンキースの象徴でもあるジーターがいた。
僕だけでなく、多くの人たちにとって、ジーターはニューヨークの象徴でもあったと思う。



view from blooklyn bridge / New York, USA



walk about / New York, USA


昨晩はたまたま、録りだめしてあったBSの「佐野元春のVISITORS秘話」なる名盤コレクション秘話を見た。
舞台は30年前のニューヨーク。
それら名曲の数々は僕が足繁く通った10年前のニューヨークでも実によくマッチし、愛聴歌だった。



wall paint / New York, USA



apartment / New York, USA


時代はゆっくりと移り変わり、気がつくとその変化は凄いスピードにも感じる。
最後にニューヨークへ行ったのは2010年6月。アメリカへ最後に行ったのもその年の11月だったから、もうかれこれ4年もニューヨークにもアメリカにも遠ざかっている。
昨日今日でニューヨークへの懐かしさが妙にこみ上げ、2007、2008年に行った時の写真を集めてみた。
刺激的な街でもあるニューヨークはフォトジェニックな街でもあるはずだが、どうも自分は満足できる域に出来栄えの方は達していない。そう思うと心残りはあるのだが、一方でニューヨークに対して満腹になってしまった自分がいるのも事実かもしれない。


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Posted by sammy - 2013.03.05,Tue
 
Hermosa Beach / Los Angeles, USA


春3月。
この時期になるとカリフォルニアの青い空と海が懐かしい。
2006年、2009年、共にワールド・ベースボール・クラシック観戦で訪れたロサンゼルス、南カリフォルニア。
まだ肌寒いこの季節に強い日差しが照りつけ、空も海もコバルト・ブルーに輝いていた。



children on the beach / Los Angeles, USA


夜の野球観戦は寒かったが、その寒さを吹き飛ばすかのような熱戦が続いた。
2006年第1回大会での「世紀の誤審」、2次ラウンドで韓国に惜敗した悔しさ。
2009年第2回大会ではアメリカ相手に圧勝した準決勝、そして日本野球史に残る歴史的大熱戦となった決勝の韓国戦。

WBCは僕にとってもまさにドラマだった。
失意のまま帰国した2006年は成田から静岡へと帰る途上での山手線車内で、まさかの準決勝進出を知った。
メキシコがアメリカ相手に大どんでん返しの勝利を飾ったからだ。スタンドで共に観戦をした陽気すぎるメキシカンたちの顔が次々と浮かんだ。彼らも選手たちも「打倒アメリカ、打倒アメリカ社会」だったのだ。

2009年の決勝はロサンゼルス在住で10年来の野球観戦仲間Kさんと5年ぶりの再会、6年ぶりの野球観戦だった。
その場にいつも必ず同伴する奥さんが「日本へ帰っていて」来れなかったことが残念だったが、熱すぎる試合にいい年をした男2人が熱狂した。
その翌年、シアトルで再会したKさんから聞かされたのは、来れなかった奥さんは実はその2年前に癌で亡くなっていたこと。その闘病期間はメールのやり取りが一時途絶えた時期と重なる。僕に伝えなかったのは、楽しみにアメリカまでやって来たのにテンションを下げてしまうだろう配慮からだった。



Japan vs USA / Dodger Stadium, Los Angeles, USA


悲しみも歓びもこの地で味わった。
そして今、ふたたび夢の頂点を目指し、日本野球界のプライドをかけた選ばれし28名の選手たちが戦いを始めている。
当初、この大会がロサンゼルス開催ならば三度行くつもりだったが、今回の決勝戦はサンフランシスコ。
さまざまな思いが交差したが現地観戦はあきらめた。もしかしたら、ロサンゼルスへの思いが強すぎたのかもしれない。
今回は日本からテレビを通しての観戦となるが、あの熱気と歓声を僕らに伝えて欲しい。
あわよくば、アメリカ相手に。

Posted by sammy - 2012.12.28,Fri


2007 at Yankee Stadium / New York, USA


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vs Matsuzaka, 2007 at Yankee Stadium / New York, USA


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2010 at Safeco Field / Seattle, USA


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2010 at Safeco Field / Seattle, USA


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2010 at Safeco Field / Seattle, USA


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2008 at Yankee Stadium / New York, USA


彼の活躍する姿を生で観たくて何度となく海を渡った。
2003年6月、そのお礼は華々しい満塁ホームランだった。
ニューヨーク、ボルチモア、再びニューヨークへと野球観戦の旅を続け、その翌年も翌々年もその後も追い続けた。
その松井秀喜が今日午前7時、現役引退を表明した。
日本時間の朝7時に合わせた引退会見に彼らしさを感じた。
どこのスタジアムへ足を運んでも、彼を囲むマスコミ各氏が常に楽しそうに取材する姿が印象的で、それが彼の持つ人柄のように見受けられた。
もちろん、それは僕らファンに対してもそうであり、垣根を作らない彼は試合開始直前でも快くサインに応じてくれた。
そんな彼からいただいたサイン・ボールは僕の宝物であり、同じように宝物を持つファンが数千数万人もいることを思うと、それはやはり彼の人柄が持つ賜物だと思う。
夢を現実に出来た歓びをありがとう。