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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.05.22,Wed
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Posted by sammy - 2012.01.22,Sun

観戦する親子 / Yankee Stadium / New York, USA


球春待ち遠しや…。
毎年この時期になると来たるべきベースボール・シーズンに思いを巡らす。

今年は松坂以来のポスティング高額入札価格でダルビッシュもメジャーへ。
すでに自らの興味は旧態依然の日本球界からメジャーへと完全にシフトしてしまっているが、それさえも興味が薄れつつあったここ数年から今年は再び、球春の訪れが待ち遠しくてたまらない。

ダルビッシュの活躍に日米双方の野球ファンが熱狂することは間違いないが、今年はそのダルビッシュが移籍したアメリカン・リーグ西地区に現役最強打者アルバート・プーホールスもライバル球団エンゼルスへ移籍をした。
「ダルVSプーホールス」
これは日本人ならずとも興味津々の勝負を期待できる。

さらには、あの松井秀喜にヤンキース復帰の噂が…。
事の発端は最強先発陣形成のためにヤンキースが若手有望株であり、DH候補でもあったモンテロ捕手をマリナーズへ放出し昨季、彗星のごとくデビューした豪腕ピネダを獲得したことから空いた穴を埋めるべく浮上したのが今が最安値で獲得できる松井秀喜だったという、なんとも寂しい話でもあるけれど、松井がどんな形でもあれヤンキースへ復帰するともなれば、日本の野球ファンのモチベーションもニューヨークのヤンキース・ファンのモチベーションも上昇することは間違いなし。
形としては突然転んできた「男の花道」でもあるけれど、これは観たい!

* * *

松井がヤンキースへ入団した2003年7月4日。
今は亡きジョージ・スタインブレナー・オーナーの誕生日とアメリカ独立記念日が重なるこの日のヤンキー・スタジアムで、僕はポールと名乗る熱狂的ヤンキース・ファンとアッパー・クラスの席を前後し、「かっとばせ松井!」と声をからして声援を送った。
「かっとばせ松井」は観戦用語として英訳すれば「Let's Go MATSUI」みたいなもの。
この日本式応援用語をポールは気に入り、偶然にもその4年後にヤンキースタジアムで再会した時には、「おい、かっとばせ松井だ、かっとばせ松井だ」と言って僕を抱きしめ、周囲のファンに紹介をしてくれた。
そんなポールには2010年に新しいヤンキースタジアムでの観戦帰りにも偶然再会し、「今度来る時には連絡をくれ」とメモをいただいた。

熱狂的ヤンキース・ファンとして、スタジアムのオーロラビジョンでも毎度のようにその姿が映し出される彼とその仲間たちらと観戦するのも悪くない。
ただ、それ相応にノドの準備は必要だろうが(笑)。


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Paul & his daughter / Yankee Stadium / New York, USA


その他に、ここ何年も辛酸をなめた日本人選手のメジャーでの奮起にも期待を持ちたい。
例えば、岩隈、青木、川崎らは日本を代表する選手であったにも関わらず、年棒も地位も全てを落として挑戦をする。特に、野手である青木と川崎はレギュラー保障がないばかりか、川崎に関してはメジャー保証もないマイナー契約からのレギュラー獲得を目指す。
日本の一流がメジャー挑戦する時に当たり前の条件でもあった「レギュラーで出れる条件」は今や、契約時に獲得できなくなった。でも、これが現実。
だったら、その現実を覆す活躍を期待したいのがファン心理でもあり楽しみでもある。

2009年春、「アメリカをぶっ叩け!」と乗り込んだWBCを思い出す。
あの時のサムライ・スピリットを再現してもらいたい。あの大歓声の中で。


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Safeco Field / Seattle, USA

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Posted by sammy - 2012.01.05,Thu

Street Drummer / Seattle, USA


適度に慎み、時には叫ぶ。
2012年はコレでいきたい!

Posted by sammy - 2010.06.14,Mon


Sea-Tac Airport, Seattle, USA


5月31日夕方、成田発デトロイト経由ニューヨーク行きで出発。
翌6月1日から3日間、初夏の陽気のニューヨークで街歩きを楽しみながら写真を撮り歩き、ヤンキース戦を3試合観戦。
6月4日、JFK空港から大陸横断直行便でシアトルへ移動。
その晩から6日までの3日間、セーフコ・フィールドでイチロー所属の地元シアトル・マリナーズと松井秀喜所属のロサンゼルス・エンジェルスとの3連戦を観戦。
6月7日午後、シアトル発成田行き直行便にて翌8日夕方帰国。
およそ現地1週間に及ぶ大リーグ観戦と写真撮り歩きの旅が、今回の旅でした。


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SOHO,New York City,USA


「旅」と言う概念を自分なりにとらえて考えれば、僕はアメリカのような発展しきった先進国よりも、東南アジアに代表されるような素朴でいい加減で、それでいて情を感じるアジアの旅の方が圧倒的に好きです。
しかし、いつも同じような味付けの旅では本当の美味しさが分からなくなってしまうのも旅でもあり、違った味付けも楽しもうと言うのがもうかれこれ、12年にも及ぶアメリカ大陸への旅。
初めてこの地を踏んだ12年前の1998年、僕の大きな目的は見果てぬ夢であった大リーグ観戦であり、誘ってくれた大きな存在は当時選手生活の絶頂だったケン・グリフィーJr.でした。

「彼のプレイを生で観たい」。

その思いは12年経った今再び、「今年が最後になるであろう彼の現役での姿をシアトルで観たい」。
それが、プランを考えた上での大きな動機付けでもあり、そこにたまたま休暇が取りやすい日程の上に松井秀喜が絡む試合が重なり、さらにはLAでの観戦にいつもご一緒しているLA在住のKさんのシアトル滞在予定とも重なった。
これは、行くタイミングだなと思って計画を本決めしたのが2ヶ月前。
かくしてここ12年、毎年のように恒例となっているアメリカ大陸MLB観戦ツアーが遂行されたわけです。


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4th Ave.,Seattle,USA


こうして、何度も観戦に訪れていると思わぬ出来事や再会といったものもあります。
新たな感動こそ小さいものの、旅を重ねた蓄積みたいなものは確実に存在するんだなとあらためて感じた出来事もあれば、旅の最中には思わぬお別れもありました。

6月4日のシアトルでの観戦中、ケン・グリフィーJr.(通称ジュニア)の登場を待ちわびる僕に、オレゴン州セーラムから来たという隣席に座った紳士が、「Junior retire」と教えてくれました。
「えっ?」と絶句した後、冗談かと思って「When?」と訊き返したら「Yesterday(実際は2日前)」との返答。
思えばアメリカへ来てからその日まで4日間、ネットもテレビもなかったから知る由もなかったわけですが、僕を最初に誘ってくれ、そして今、再びこうして誘ってくれたジュニアはわずか数日違いでこの場を去ってしまったわけです。


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Good-bye JUNIOR,Safeco Field,Seattle,USA


「あなたがいたから僕がいた」。

まるでこの12年もの旅を思い返すように集大成の旅にもなったかもしれない、そんな旅が今回の旅でもありました。

まずは、帰国の報告まで。