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sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2018.02.21,Wed

street corner / Bangkok, THAILAND


先週、寒い日本を抜けだし、しばしの夏休みをタイのバンコク、カンボジアのシェムリアップで過ごしてきました。

日本を発ったのは12日の夕方。
バンコク着が同日の現地時間23時過ぎで、いつものように長~い入国審査の列を抜けたころは24時前。
今回はバンコクに1泊、シェムリアップに2泊するだけの強行軍ですが、初日のバンコクは「深夜着」、「カオサン」に旅のテンション・アップを感じて久しぶりに宿もノー・リザベーションでここまで来ちゃいました。
以前は搭乗前後に「見るからにバックパッカー」らしき面々がアチコチにいて、深夜着でカオサンへ向かおうものならば片っ端から声をかければタクシーをシェアする相手も見つかったのがバンコクでしたが、今はそのあたりもスマートになってしまったのか、そういった行き当たりばったりそうな面々の姿は減り、さらにはエアポート・レール・リンクと言う空港からバンコク中心部パヤタイまで直行の列車も開通してからは便利な反面、旅のスリル(?)みたいなものは無くなってきてしまいました。
かく言う自分も、何とかギリギリ終電に間に合ったので空港からは列車でパヤタイまで。その車中、周りの乗客を見渡してみても「見るからにバックパッカー」は見当たらず、パヤタイからはひとりでタクシーを拾ってカオサンへと向かいました。



pool / Bangkok, THAILAND


宿探しはゴチャゴチャしたカオサン通りを避けてお寺の裏通りへ。
プールも付いて翌日夕方4時のチェックアウトも了解してくれた「マンゴー・ラグーン」と言う小洒落たホテルに落ち着きます。久しぶりの飛びこみ値切り交渉でもありました。

そもそも、1泊だけなのにカオサンにしようと思ったのは、到着する深夜時間帯でも街が活性していることや、翌日も夕方までのそれこそ昼寝でもしてしまえば僅かしかない時間を沈没して過ごすには好都合だと言うことです。
観光する気もなく、暑い夏を現地の人たちと一緒に満喫したい。ただそれだけがこの旅です(笑)。



cut / Bangkok, THAILAND



available seat / Bangkok, THAILAND



alley / Bangkok, THAILAND


深夜に屋台でひとり祝杯をあげてアフターはフット・マッサージ。
南国の太陽が照りつける午後はコンビニで缶ビールを買ってプールサイドで一杯。
確かにそこには夏があり自由があった。
いつもいつの時も、僕にとってのアジアはバンコクです。



pm3:00 khaosan / Bangkok, THAILAND


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Posted by sammy - 2017.07.21,Fri

red bus / Bangkok, THAILAND


金曜日夕方5時半、成田空港にいます。
今年は2月にカンボジアへ行ったものの3月4月と父親の具合が安定せず、5月に予定していた旅は早々キャンセル。無期限の旅人休業も覚悟していましたが最近は父親の様子も良く、週末限定ならば何とかとドタキャンも承知で旅人復活の準備を進めていました。

行き先はバンコクです。
もう、ここしかないでしょ!
僕にとってのアジアは今も昔もバンコクで、旅人としての原点もバンコクにあります。
旅人として与えられた時間はわずかですが、旅人らしく過ごしたい。今晩の宿は20年前の初バンコク初日以来のドミトリー。
アジアのゆるい空気にたっぷりふれて、あっという間に帰ってきます!


Posted by sammy - 2017.02.26,Sun

child / Bangkok, THAI


猿岩石がユーラシア大陸をヒッチハイクで横断し、その原案となった小説「深夜特急」に感化されるかのように旅に出たのが20年前の2月、1997年だった。

バックパックを担いで、当時2番目に安かった成田正午発のエア・インディア便に乗ってタイ・バンコクのドンムアン空港に夕方到着し、同じように初めてタイへ来たという心細かった面々とタクシーをシェアしてカオサン・ロードへ向かい、その面々と「ついでだから」と降りた場所にあった安食堂で夕飯を共にし、「じゃあ!」と別れて向かった先はカオサンから少し離れた場所にあったユースホステルだった。

その2日後くらいにはユースホステルを出てカオサンで宿探しをし、マルコポーロという名の安宿に泊まり、そこが1泊250バーツくらいだったが窓も無い収容所みたいな部屋だったことから、たまたま部屋を見せてもらった、当時カオサンにしては珍しいプチ・リッチな安宿D&Dへ翌日には移った。



khaosan road / Bangkok, THAI



sleeping owner / Bangkok, THAI


この前年、初めての海外旅行でニュージーランドへ行ったが、「僕には(海外旅行は)向かないな」という気持ちがこの時は強く残った。
面白い出会いも無かったし、刺激としては少なかったからかもしれない。
それが、この旅では違った。

まず、会う奴会う奴みんな面白いのである。
それはきっと、初めてこうしてタイのような途上国へやって来て、物価は安いけれど値段をふっかけてくるタイ人との戦いが面白かったり、彼ら彼女らが妙に人懐っこく物事を気にしない大らかな「マイペンライ」な人たちであったこと。そして、とにかく暑かったからタイ人たちも暑さに逆らうことなくダラダラと屈していたし、旅人も皆それらに倣っていたからかもしれない。



run / Bangkok, THAI



a boy in the river / Bangkok, THAI


とにかく、初めてこの地へやって来た僕は飛びこんでくるすべての刺激が楽しく、それは日を追うごとに増していった。

例えば、当時は街中を走るスカイトレインもなかったから移動はバス、タクシー、トゥクトゥクだったがバスを使った場合、タイ語を話せないからどこで降りればいいのか尋ねるには英語を使うしかない。これが、学生とか身なりのいい人たちには比較的通じることがわかった。
ある晩、オカマのショーを見に行き、深夜のバス停でカオサン方面行きのバスを待ったがいつまでも来ない。
同じバス停で待つ面々を見渡すと身なりのいい感じの女性が一人いた。
彼女に尋ねると僕のガイドブックを広げ、バス停が間違っていないかなど調べてくれた。そこから話が弾み、日本人のボーイフレンドがいると言ってバッグから写真を取り出して見せてくれたが、一緒に持っていた写真がオカマのショーに使うポートレート写真だったことから「アレ???」となった。
彼女は彼だったわけで、今ならばそんなことにすぐに気づくかもしれないが、初めて行ったタイでは見事に気づかなかった。

出会う旅人皆が同じような体験談やら何かしらのエピソードを旅行中に作り、そんな話を日本人が出会うような場所、食堂だったり宿のロビーだったり、旅行会社の小さなオフィスだったり道中だったり、みんなでワイワイ話すことも楽しかった。



shop / Bangkok, THAI


seller / Bangkok, THAI



thai people / Bangkok, THAI


こんな日々が続くと、いっそのことこのままバンコクに沈没してしまいたかったが「深夜特急」の旅は移動でもある。
僕は陸路で国境を越えるというのがやってみたく、列車で国境を越えてマレーシアのペナン島へ行くことに決めていた。
ところがその移動の前日、バンコクのファランポーン駅へ国際列車の寝台切符を買いに行ったら売り切れだと言う。日程が旧正月と重なっていたからだ。
仕方なく肩を落としていると駅構内ですぐに声をかけられた。
「切符ならあるから、オレにまかせろ」と言ってその男に駅近くの旅行会社へ案内された。
男は往復分の切符を用意出来るといったが、行きはバスしか切符がなく、帰りはペナンからバンコクまで列車で用意できるといった。
「これだったらいいだろう。ノープロブレムだ」と言ってゴージャスなバスの写真、日本人の体験談が書かれた手紙などを見せてくれた。
「ま、いいか」と納得して明日夕方5時、バスターミナルまでの迎えがここから出発することとなった。

この後わかったことは、この旅行会社はこうして駅で切符を買えなかった人を見つけては声をかけ、定価よりもかなり高い値段で長距離バスや列車の切符を売りつける業者だったということである。
それはこの先の旅の道中、同じように他で騙されて乗車していた日本人から確かめた。

そんなことも含め、この初めてのアジアは楽しかった。