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sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2019.02.26,Tue

Tuk Tuk / Bangkok, THAILAND


ガイドブックに誘導されるように名所史跡を廻る旅もいい。僕もかつてはそんな旅をしていたし著名な建造物などを写真に収めては満足していた。
しかし、ある頃からそんな観光旅行だけではなく、行った先の街や村にある雰囲気を写真に写りだしたくなってきた。
そこで暮らす人たちの息吹、歓び、佇み、感じる何かを写真に収め、そうすることによって感じる思いそのものが旅の記憶、記録として僕自身の旅の財産になっていった。
例えば、旅に出ているというのに何もせずにポツンと道行く景色を眺めていたとする。
すると、いろんな物語が浮かんできたりする。
「あっ、このゴチャゴチャ感は整然とした日本では感じられないなぁ」とか、妙に愛想のいいおばさんと目が合ったりすると日本では常識的に目をそらすのに写真を撮ろうとして更に愛想のいい笑顔を引き出してみたり。
それらは旅が成せる技だと思っている。
だから、旅に出るのが楽しい。



smile / Bangkok, THAILAND


2019年2月、僕はバンコクの下町ヤワラーにいた。
そこは言わずと知れた中華街であり、メインのヤワラート通りは人々であふれかえり、そのあふれは屋台ひしめく猥雑な路地へと波及していたが、その周辺は賑わいとは裏腹に静かな下町だった。
泊まっていた「103 Bed&Brews」はファランポーン駅から至近の奮い建物が立ち並ぶ下町界隈の中にあり、ここを知ったのは雑誌「BRUTAS」での紹介からだった。
ホテルの役割でありながら周囲の建物の中に溶け込む古い家屋そのものをリノベーションした小綺麗なゲストハウス。
まさにこの街そのものを感じることができる「103 Bed&Brews」を拠点に周囲の散策を楽しんだ。



103 Bed&Brews / Bangkok, THAILAND



Yawarat Rd / Bangkok, THAILAND



boys in the alley / Bangkok, THAILAND



old clock / Bangkok, THAILAND



alley / Bangkok, THAILAND



fruits / Bangkok, THAILAND



an old man / Bangkok, THAILAND



badge / Bangkok, THAILAND



strawberry smile / Bangkok, THAILAND



cats & woman / Bangkok, THAILAND



lunch time in the alley / Bangkok, THAILAND



103 Bed&Brews / Bangkok, THAILAND


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Posted by sammy - 2019.02.11,Mon

alone / Bangkok, THAILAND


眠らない街バンコク。
夜の喧騒が落ちつきかけた頃、ひとり、屋台で佇む。

初日はバンコクのチャイナタウン、ヤワラーの深夜食堂でこの街へ還って来れた喜びをかみしめた。
春節数日前。
前祝で賑やいだヤワラー界隈も深夜0時を過ぎると人影もまばらになってくる。
メインストリートから少し入ったあたりで開いている店を見つけ、店先に置かれたテーブル席に腰を下ろし、「微笑みの国へようこそ」と言わんばかりに注文を取る女性の愛想の良さにこの街を感じた。



a dog / Bangkok, THAILAND


再びバンコクへ戻って来た最終日フライト前のわずかな時間は、ドンムアン空港へ直結バスでアクセスの良いモチットで最後の時間を過ごした。
日中はウィークエンド・マーケットで人々がごった返したであろうこの界隈も23時過ぎともなると人影まばら。
たまたま開いていた野外食堂に腰を下ろし、この街とのお別れにパッタイとチャン・ビアで旅の終焉を祝った。



chang beer / Bangkok, THAILAND


店には上半身裸にエプロンを纏ったファンキーなウェイターと、愛くるしい笑顔をふるまく3歳児の女の子がいた。
聞けば父親が日本人、母親がタイ人のハーフだと言う。
アムちゃんというその女の子はこれからもこの環境の中で育っていくのだろう。
バンコクは生活そのものが外に路上にあふれている。



Am / Bangkok, THAILAND


大通りではこの大都会の目抜き通りで若者たちが飲み会を開いていた。
この街と別れるのが辛い。
自由なアジアそのものがバンコクだった。



party on the road / Bangkok, THAILAND


Posted by sammy - 2019.02.08,Fri

What is he thinking... / Bangkok, THAILAND


2019年1月31日、蒸せ返るような暑さが覆うアジアの街へ僕は還ってきた。
バンコクである。
凍てつく早朝に家を出て、セントレアからは午前のバンコク便に搭乗した。
およそ7時間のフライトで到着したバンコクは季節も冬から夏へと変わり、空港ビルから連絡橋を跨いでタイ国鉄のドンムアン駅へ辿り着いた時にはすでに、首筋にじわっと汗が滲んでいた。これが不思議と快感に感じる。
ドラえもんのドコデモドアではないけれど、季節が変わった喜びは代え難いものがある。それも、たった4万円のフライトで実現したわけで、これはもう、ほくそ笑む気持ちにもなっていた。

新しいスワンナプーム空港が開港したのが2006年頃だったか。以降、入国はタイ経済発展の象徴かのようなスワンナプーム空港が常だったが、近年急増した格安航空会社便の台頭でかつてのドンムアン空港も国際便の発着に使われていた。
22年前、初めてこの地へ降り立ったのがドンムアン空港だった僕などは、スワンナプーム空港の新しさにも飽きた頃に「ドンムアン空港発着」などと目にすると逆に惹かれる気持ちになってしまうものである。
低い天井、簡素な造りは「ここが日本ではなくタイ」であり、今日と同じく空港から外へ出た時に感じるムワッとした暑さに寒さから脱出してきた喜びが爆発する。
加えて、ドンムアン空港は空港ビルから出た連絡橋上に路上販売が展開している。すでにそこがアジアだった。

ドンムアン空港からバンコク中心部へはシャトルバスも便利だったが、僕はあえて空港横のドンムアン駅から「昭和」を思わせるようなタイ国鉄の列車に乗って終点のファランポーン駅まで行くことにした。
時間帯も夕方5時台の夕暮れ時。
車窓から見る沿線は西日をバックにノスタルジックな情景にかられ、エアコンのない車内は開け放たれた窓からの風がこの上なく心地よい。何もかもがタイだった。



station / Bangkok, THAILAND



board / Bangkok, THAILAND



couple / Bangkok, THAILAND



a dog / Bangkok, THAILAND



sunset / Bangkok, THAILAND



crossing / Bangkok, THAILAND



home / Bangkok, THAILAND



food cart / Bangkok, THAILAND



a man in the train / Bangkok, THAILAND



crossing / Bangkok, THAILAND



a cat / Bangkok, THAILAND



bridge / Bangkok, THAILAND



men on railway / Bangkok, THAILAND



sunset glow / Bangkok, THAILAND


列車が速度をゆるめかけた頃、西の空には夕映えが広がりかけていた。
終点のファランポーン駅まで、車窓の景色にかられたおよそ1時間のノスタルジック紀行。
乗車賃はわずか5バーツ、日本円にしてたったの18円。それもタイだった。



Hualamphong Railway Station / Bangkok, THAILAND


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