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sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2019.07.14,Sun

a man and a car / Havana, CUBA



sea side / Havana, CUBA



blue city / Havana, CUBA



baseball lover / Havana, CUBA


-13時間の時差が早寝早起きを生み、そこで目にした朝の蒼はハバナの古い街並みに染みこむ渋みだった。
ハバナの朝は早く、夜明け前の街に微かにざわつきが聞こえる。
漁をするものは釣竿を肩にマレコンの海岸通りへ歩を進め、早起きをした住人はと言えば異邦人に好奇の目を向ける。
「オマエのTシャツに書かれたDodgersのロゴ。オレも好きだぜ!」
「ヤシエル(プイーグ=キューバ出身の大リーガー)のファンかい?彼は今年レッズへ移ったけど活躍しているね」
キューバと言えばベースボール。
生で観ることもテレビ観戦も出来ないけれど、わずか150㎞北にある大国アメリカの文化を彼らは愛し、そこで活躍する自国の選手たちを誇らしげに思っている。その選手たちは亡命者であっても大半のキューバ人は大らかだ。
そんな話をしながら蒼い街を歩いていると徐々に昇り始めた陽が差し出し、蒼く滲んだ朝の色も消えてゆく。
わずか1時間あまりのドラマだった。


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Posted by sammy - 2019.06.24,Mon

a car on the street / Havana, CUBA


6年ぶりのハバナ。
その感慨に浸ったのは出発前で、現地に到着するとそこはやはり、そこはいつもと同じキューバ。
味気も素っ気もない、けれどどこかそれが独特で心に染みこんでくるような感情を受けました。
パッと見、変わっていないキューバですがそれは古いままの街並み、軒先で佇む習慣こそ以前そのままでありながら人々の手のひらにはスマホ、目線もスマホ、道行く異邦人に向ける興味も減り、写真を撮られることを拒む人たちも急増していました。
かつてのような、どこからでもウェルカムな雰囲気はなく、それを体感していた僕からすればチグハグした気持ちが抜けきらないまま滞在の3日間が過ぎていった感じです。

このキューバでも7月半ばからは個人向けにWiFiが開始されるにも関わらず、国交回復までいったもののアメリカとの溝はその後も埋まらず新たな経済制裁も始まります。
人々の心は政治に左右されることなく変化している。
それが2019年に感じたキューバの大きな印象です。


Posted by sammy - 2019.06.10,Mon

last shoto on 2013 / Havana, CUBA


2013年10月末。
日本では日に日に秋が色濃くなるの時期、僕はキューバの首都ハバナにいた。
季節は夏。
初日の夕暮れ前に記した日記を見ると、僕はこんな気持ちになってそこにいた。

* * *

ハバナの風に吹かれている。
セントロの宿は思った以上に最高だった。
立地も良ければ(宿主の)アニータもホルヘもことのほか優しい。
そして何よりもキューバの人たちだ。
世界有数のフレンドリーな国民だと思う。
あてもなければ、時間に左右されることもなく、ただ漠然と街をさまよい歩く。
その中にドラマがあり、笑顔があり、自分自身がすうっととけ込むように入ってゆける。
これこそがキューバであり、そこに敷居の高さや国籍などは関係ない。
皆が平等であり、皆が友達でもある。
いい一日、いい疲れを風に吹かれながら、ハバナ・サウンドとも言える雑踏を耳にしながら。


* * *

キューバには民泊があり、この旅で僕は日本人向けに部屋を貸し出しているカサ・エステラージャにいた。
部屋は6階にあり、出入りが面倒な反面、そこのベランダから見る眼下の雑踏と心地よく吹く風がすっかりお気に入りになっていた。

いよいよ13日からはこの時以来、6年ぶりにキューバへ行く。
先日のニュースでは、この国でも7月から個人向けにネット解禁すると報じられていた。と言うことは今はまだ、一部の場所でしかネットと言うものが存在しない。
そんな国であるが僕はむしろ、そんな国の旅だからこそ味わえるものがあると楽しみにしている。
アニータとホルヘのカサ・エステラージャは場所を移したみたいだが、今回もお世話になろうと思っている。
きっとこの国の人たちは変わらぬまま、笑顔でいることだろう。