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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by sammy - 2020.06.24,Wed

Don Muang Airport / Bangkok, Thailamd


いやはや、2020年がこんな年になるとは誰もが予想だにしなかった。
華々しいオリンピック・イヤーだった「2020」が、世界中を巻き込むコロナ・ウイルス・イヤーと化してしまった。
それでも、騒ぎが大きくなる前の1,2月はウイルスが蔓延する前の生活のまま、外国との往来も制限なく国際線も通常通り運航していたし旅にも出れた。
僕も遅い冬休みを2月半ばに5日間取っていたから旅に出た。
バンコクを経由してのインド・ガヤ。
往復ともにバンコクで1泊をして久々のインド滞在は2泊3日の弾丸旅行だったが、気持ちは十分に満たされた。
僕にとっての海外への旅は日常から逃避できるお手軽な手段で、それが短期の弾丸旅行であってもプランを立ててから出発日、旅の最中、さらには旅が終わった数日間も含め、ワクワクする気持ちそのものが旅の醍醐味みたいなものである。
それが断たれてしまった。



Chang Beer / Bangkok, Thailamd


渡航の自由は当たり前、格安で海外へ行ける時代になったが、すべてが止まってしまった。
当初、ウイルスの蔓延は数か月で収まり、旅の再開も5,6月には大丈夫だろうと踏んでいた。
それが、「まてよ...、11月くらいなら...」に心変わりし、今は今年度中は難しいんじゃないかと思っている。
仮に国際線が徐々に再開し、出入国の条件が緩和されても、海外へ渡航したというレッテルが貼られなくなるまでにはまだまだ時間を要する気がするからだ。
会社勤めの傍ら旅をする以上、世論が発するこのレッテルは厄介なものとなる。
そうなると来夏へ延期されたオリンピックの開催も危ういものだが逆に、これを機に開催されたことが機運の好転に結び付き、世界中の人々からウイルスに怯えて発する気持ちが取り払われてゆくような気もする。
ここがひとつのターニングポイントになるという考え方。
そうなると、来夏のオリンピック開催も危うい状態というのは海外渡航への道筋が見えない状態と同じになる。



Sukumbit Rd / Bangkok, Thailamd


今は世界中が鎖国状態。
旅そのものがリセットされ、誰もが旅に出れない。
2020年2月16日、バンコク、スクンビット通りの路上で何気に撮った1枚。
今はこれが旅に出て撮った最後の1枚となっている。


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Posted by sammy - 2019.10.15,Tue

2000 Merzouga Desert / Merzouga, MOROCCO


旅という名目の異国への放浪を始めて間もない頃、ネット文化普及に興じて「さまよいの地球(ほし)」という名の旅サイトを自ら作ってみた。
今から考えると、個人のそういったサイトは随分と手間がかかるもので、そうであっても自らが旅先で感じて撮った写真や思いを「伝えたい」とか「共有したい」気持ちが強く、そういったことが出来るような時代の到来に思いをはせて一から作ったものだった。



2000 Moraine Lake / Banff, CANADA


正直申し上げて、自分はPCの知識は全くなく、文章を書きあげる国語力に関しても公立普通高でドンジリだったレベルである。ただ作ってみたくて作ってしまい、そこから見えてしまう(ど素人の)汚点には関知せずに公開を続けていた。もう19年にもなる。
もっとも、こまめに更新やデザイン変更をしていたのは最初の10年くらいで、ここ何年かはPCの故障、買い替えなどで手直しすることも出来なくなっていたし、そうでなくても更新する気など全くなかったと思う。
ブログやSNSへとネット社会の主流も移り変わり、個人の旅サイトの役目などはとうに終わっていたからだ。
それでもネット上では今でも(ずいぶんと古い情報、出来事の記載になってしまったが)見ることは可能だったが、それもどうやら今月いっぱいとなってしまった。
理由は電話等の契約サービスの変更に伴って現在のプロバイダーを解約し、そこから契約していたサイト公開も消えてしまうからだ。



2005 Myanmar / Bagan, MYANMAR


サイト名の「さまよいの地球」は当時、桑田佳祐とミスチルの桜井がライブ・エイドのためにジョイントした曲「奇跡の地球(ほし)」からパクった抽象的なタイトルで、先が見えないようなさまよう旅を続けていた自分にはピッタリだと自画自賛していた。
今はリピートする旅がほとんどだが、当時は初めて行く国で受ける衝撃は大きく、感動が強い感受性となって受けていた。
サイトを作った2000年代初頭は情報サイトも少なく、掲示板やQ&Aなどを活用して旅情報を集めていた頃である。幾冊もの旅紀行に感化されて作った自サイトにも情報は極力、旅の手助けとして記載するように作っていた。



2005 Myanmar / Bagan, MYANMAR



2000 Djemaa el Fna / Marrakech, MOROCCO


いくつもの旅を旅行記として更新していたが、中でも一番反応が強かったのは2000年初頭に訪れたモロッコを題材とした「さまよいのモロッコ」だったと思う。
ここで紹介したワルザザートの森分家はホームステイとして人気になり、「地球の歩き方」にも掲載されるまでになった。
2006年、森分家を再訪した際には「さまよいのモロッコをプリントアウトして持ってくる人もいるんですよ」と森分さんから聞いていた。
同じく、マラケシュの章で紹介しているハッサンとはこの2006年にマラケシュの路地裏で偶然遭遇した。自分には親切な奴だったけれど、今から思えば疑問符の付く奴だったのかもしれない。もしかしたらこうしてネットで出ていたことで恩恵を受けたのかもしないし迷惑を被ったのかもしれない。ネット社会は見えないところで大きく動いている。だから怖い。



2006 Hassan Again / Marrakech, MOROCCO


ほのぼのと幸せそうにも感じたワルザザートの森分家は今は分散し、森分さんからはメールの返信も来なくなった。
カンボジアのスナダイクマエ孤児院もその後はお付合いに一区切りをつけ、卒院した当時の子どもたちとも今は会うこともない。
年月の移り変わりは様々な状況さえも変える。旅はその時、その時のものでもある。



2005 Myanmar / Bagan, MYANMAR



2003 Cambodia / Siem Reap, CAMBODIA


思えばここ20余年、旅をし続けてきた。これからも旅は続くだろう。
「さまよいの地球」で紹介されているのは、自分の中ではほんのりと甘い初恋のような旅の記録。
今月末をもって、それも終わる。


Posted by sammy - 2015.10.25,Sun

well water and girls / Siem Reap, CAMBODIA


秋深まる日本を離れ、今週木曜から5日間の週末弾丸ツアーでアジア某国へ旅することにしました。
今年は春先に母親が体調を崩し夏に亡くなり、この先の旅そのものを諦めた時期もありましたが、さまざまな意味を含め旅を復活することが、自分自身への新たな一歩にもなるんじゃないかと模索し、ならば、ささっと行けるアジア、暑いアジアへ短い日程で行ってみようと思ったわけです。
行き先はタイでもカンボジアでもインドでもない、自身未だ未踏のアジアです。
本音で言えば、行き先に拘るよりもまずは旅に出たい!
それが暑いアジアだったら最高!だと言うこと。
しばし、アジアの風に吹かれてきます!!