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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.05.19,Sun
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Posted by sammy - 2008.02.17,Sun


初日のビエンチャンでは朝晩に雨こそ降ったものの午後には時折日差しも差し込み、
「明日からのバンビエンに期待」をかけたものの明けた翌日、またもや天気は曇り時々雨。
それでも、ビエンチャンとバンビエンとの約160kmの距離に天気の好転を期待するも、
バスが進めど進めど雲行きは変わらずにバンビエン到着時もどんよりとした雲に覆われたまま。

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かれこれアジアを旅してきて10年ちょっとが経ち、
幾度となくしてきた旅の季節は全て乾季の11月と1,2月ばかりで、
その全ての日々を雨に降られた経験などなかった自分にとっては、
2日連続の雨混じりの天気は全くの想定外。

ならば今度こそ、明日の天気に期待をかけたいところだったけれど予報はバツ。
明後日の午後には再びビエンチャンへ戻る突貫旅行だったから、
たった1日だけの雨でも痛いのに連日の雨模様では…。

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バンビエンでは奮発して、
それもかなり(?)の奮発で川沿いにある真新しいリゾート・ホテルを2泊分予約してありました。
村唯一のプール付きホテルです(笑)。

しかし、翌日も見事に天気予報が当たって曇り時々雨。
そして最終日も同じく曇り時々雨。

結局、バンビエンでは日差しの出現は一度としてなく、
用意していた海パンも、日焼け止めも、サングラスも不要でした。
いやいやそれどころか、
ガンガンに暑い日々を信じきって靴も履かずににサンダルのみで来てしまったから、
この雨続きの路面がグチャグチャの天気では靴下も履けずに足元はヒンヤリしっぱなしだし、大失敗!

なんでもバンビエンは乾季にも関わらず、
このような低気圧が停滞し続ける天気が6日間連続で続いているようで、
「バックパッカー向けのプチ・リゾートでバカンスを!」という目論見は見事、ハズレに終わりました。

でもある意味、
この裏切られた天気は、自分自身をゆっくりとリラックスさせるには十分だったのかも?
時間を長~く感じたし、
誰もがそんな感じだったから、世界各国から集っている旅人との交流も楽しめたし。

不思議なもので過去の記憶を辿ってみても、
旅先で雨が降って状況が変わり、
そのおかげで得られた出会いや思い出もいくつかあったりします。
そう考えてみるとこの連日の雨模様もあながち、
悪いものでもないかもしれない?

「旅先で降られる雨はラッキー・シチュエイションになる」

この言葉は僕の旅のキーワードかもしれないです。

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【Jan-Feb,2008 / ラオス・バンビエン】
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Posted by sammy - 2008.02.14,Thu


そもそも今回のラオス旅。
短い日程の中で、それとなくリゾート感覚も満喫したかったことから宿は全て、
通常のGHよりは高級感があって清潔な小洒落たGHやミニ・ホテルを選択。

ビエンチャン最初の2泊は初日が夜9時過ぎの到着と言うこともあって、
ネットで事前予約が可能で尚且つ、空港無料送迎だったことから選んだのがラニ・ゲストハウス。

名前にGHの称号こそ付くもののバックパッカー向けの安宿とは一線を画した、
フランス風の一軒家を改造したアンティック・ムード満点のプチ・リッチなGHで、
シングル1泊$25(+10%tax)の値段からして宿泊者は欧米人リタイア組や、
やや余裕のありそうなバックパッカー・カップルらが中心。

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建物自体が古いので部屋の中もそれ相応ながら、
織物を飾った内装などはちょっとしたリゾート気分も味わえるし、センスの良さも存分に感じられます。
加えて、奥まった静かなところにあるので、
バルコニーや中庭では鳥のさえずりが絶えず聴こえて居心地はバツグン。
ただ、どうなんだろう?
これで税込み$27.5ってのは?
シャワー・洗面所は完全に安宿レベルだったし、部屋も狭いし…。

ところが、チェックアウトされて空いていた部屋をこそっと拝見してみると、
値段もさして変わらないダブル以上の部屋は、
高級ホテルさながらのスウィート・ルームのように中も広くてビックリ!
シャワー・洗面所も僕の泊まっていたシングルとは比べものにならないほど広くてしかも、バスタブ付き。
この部屋を見る限り、欧米人らに根強い人気があるというフレコミも分かる気がします。
それはまさに、アジアン・リゾートの隠れ家かも?

http://www.laniguesthouse.com/
Posted by sammy - 2008.02.09,Sat


行ってきました、ラオス。

今回のラオス旅は初日が夜遅く到着して最終日が朝早く出発するため、
旅の日程はその間の実質4日間。
行き先もビエンチャンとバンビエンだけに絞りました。

そもそも、ラオスは2001年11月以来、2度目だったし、
前回が初めてということで「観光」も存分に楽しんだから、
今回はその時に感じた素朴さに触れながら、
ちょっとした日常逃避気分でリラックスするのが目的。
だから、「何をしに行くの?」と聞かれても困ってしまう、
「何をするわけでもない」旅だったりするわけです(笑)。

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初日はバンコクから空路で夜遅く首都ビエンチャンに降り立ち、
久々にビア・ラオとの再会を果たした後に就寝。

2日目の朝は激しい雨音で目が覚め、
雨が止んだお昼前からはビエンチャン中心部をあてもなくブラリブラリと散策。
ビエンチャンを存分に楽しめるのもきょう1日だけだったのが恨めしや、
雨上がりの空はどんよりとした曇り空…。

年中暑い東南アジアのラオスで乾季の真っ只中にあたる今、
この予想外の雨と曇り空は全くの予想外で、
自分の中では「雨男復活?」なんてマイナス志向も浮かんできたりしましたが、
ビエンチャンが今日1日だけかと思うと落ち込んでいるのももったいない。
かと言って、精力的に動き回るほどアクティブな街でもない。

一国の首都と言えどもビエンチャンはまるで、
隣国タイの田舎町をイメージしたかのようなひっそりと静かな街で、
それは一歩、街を歩き出すと一目瞭然。
街の中心に高層ビルなどなければ、
オフィス街のようなビジネスマン達の緊張した空気が漂うような一角もない。

そこにあるのは生活する姿と混在した食堂やらお店が建ち並ぶ昔ながらの街で、
働く人たちの姿が誰も彼もノンビリとマイペースで俗に言う「ゆるい国ラオス」のゆるさが、
あちらこちらにゆるゆると漂っているのです。

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加えて、この中途半端な天気。
汗を流すような暑さでもなければ日差しもないから「生きて行く」必死ささえも感じ取れない。
それはまるで、ネジがゆるんだままでもゆっくりと立派に稼動している機械のようで、
つい2日前までゆるみ1つないバリバリの機械を使って忙しく働いていた国の人間からすれば、
一気に「これでもいいんだよ。さあ、いらっしゃい!」とばかりにゆるゆるモードへ誘ってくれているかのよう。
だったら入って行こう、このゆるゆるの世界へ!

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僕の旅の恒例(?)、あてもない街散策は、
このゆるゆるモードへの突入で始まり、
どこまでもゆるいビエンチャンの空気の中、
日常を忘れる旅が始まりました。

【Jan,2008 / ラオス・ビエンチャン】