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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by sammy - 2019.09.20,Fri

canal / Bangkok, THAILAND


思い立ったらアジアの地を踏んでいたい。
そんな願望はもう何年も僕の中に居座り続けている。降り立った先にあるムンムンとした熱気と混沌が好奇を駆り立て、束の間の逃避行気分を味わせてくれるからだ。
ポッカリ空いた4連休をそのために模索し始めたのが今から3週間前の8月末。

そして1週間前の先週末金曜日、3泊4日現地滞在実質2日間の小旅行ならぬ僅かばかりの逃避行として逃げこんだ先は22年ものお付合いとなる街、バンコク。
もう何度も書き出しているセリフ、「僕にとってのアジアは今も昔もバンコク」である。
実は行き先の模索を始める段階で4連休に充てる行き先はいくつかあった。その筆頭だったバンコクがいきなり、航空券が往復で30,840円という信じられないくらいの格安だったのである。
いわゆるLCCのタイ・ライオン・エアーで名古屋~バンコク直行便が荷物も預け、座席も指定してこの価格。22年前の初バンコクが38,000円だった記憶は今もあり以来、これよりも安い価格で行った記憶はない。と言うことは「大丈夫???」と逆に疑心暗鬼にもなってしまったが本当にこの価格で、時間帯も初日の出発が夕方5時だから前夜の仕事を終えてからゆっくりできるし、バンコク着も夜9時だから到着後のちょいと1杯にも十分。最終日の出発も朝7時半だから丸々2日間は楽しめる。
速攻で決めてしまった。



flight / Bangkok, THAILAND


滞在の2日間はともに近郊にある運河沿いの古市場へ行った。
初日はパヤタイからタイ国鉄東線に乗って45分、フアタケーの古市場。
バンコク近郊には主に週末観光用に開く古市場がいくつもあり、昔ながらの古き良き風情を味わえるスポットとして人気だが、このフアタケーの古市場は国鉄を使って行けることからタイムスリップ感は一気に増す。



on the rail / Bangkok, THAILAND



from train / Bangkok, THAILAND


立地的には国鉄フアタケー駅を出て美術大学の広い敷地の向こう側に運河があり、その一角にマーケットがある。スワンナプーム空港からも至近距離の立地だが、ここは昔のタイであり、美術大学が近いことからアートな部分も垣間見れる穴場。
ちなみにパヤタイまではBTSという高架鉄道を使ったが、パヤタイからの国鉄は往復でも40円に満たなく、国鉄車内は風物詩とも言える自発的売り子さんの姿もある。
この売り子の姿こそなかったが僕はタイのローカル鉄道に乗車するといつも、昭和40年代の東海道線を思い出す。その風情はパヤタイ駅で交差する高架鉄道とは隔世の感がある。
この国にはまだまだ昔が現存している。



lunch / Bangkok, THAILAND



cloth shop / Bangkok, THAILAND



pictures on the wall / Bangkok, THAILAND


2日目は高架鉄道の終点、チャオプラヤ川を渡ったトンブリー地区にある終点バーンワー駅からタクシーを使い、近くの運河沿いにあるクローン・バーン・ルワンへ行った。
昨日のフアタケーもそうだったが規模は小さく、認知度もツアー客が来るようなものではない。だから逆に週末でも賑わいは控えめで落ち着ける環境でもある。
クローン・バーン・ルワンは西洋人らがチャーターした貸し切りボートの運河クルーズのコースにもなっていたが、ローカルな小舟の物売り姿も目にした。タイである。



thai woman / Bangkok, THAILAND



barber / Bangkok, THAILAND



a boat / Bangkok, THAILAND


今やバンコクはとてつもなく発展を続け、バンコクという言葉からはそういった近代的な部分の連想も出来てしまう。しかし、タイという国名からはまだまだ長閑さが十分に感じられる。
バンコクの発展はタイの中でのほんの僅かな近未来であり、その恩恵も感じながら古き良きタイも楽しむ。



nana soi11 / Bangkok, THAILAND

夜は3晩とも泊まった近くにある期間限定のナイトマーケット「ART BOX」で生ビールと屋台メシ(と呼ぶには高級??)を頬張った。ここだとライブ・ミュージックも無料で楽しみながら飲食もできる。マイペンライで自由なバンコクを満喫できた。



stage / Bangkok, THAILAND


9月半ばは雨季真っ只中で雨の心配もあったが、初日の夕方にスコールで一時的に洪水のような道路脇を目の当たりに体験できたことは痛快でもあり、歓ぶ(?)地元民らの姿にはアジアの強さも感じた。

宿泊先はバンコクだと数多くの選択肢があったが、今回は「部屋でゆっくりすることはないだろう」、「移動するのに便利な場所がいい」観点から高架鉄道プノンポン駅に近い「ONE DAY HOSTEL」にした。
ドミトリーだと3泊で計2400円。1泊800円の格安ベッドは寝心地も良く、アメニティーも揃っていることから荷物も少なく済んだ。
いやはや、それにしてもこのホステルはモダンでキレイで広く、こういったバンコクにかつてのカオサンを絡めると物思いに少々物思いにふけってしまう自分に旅の歴史を感じてしまう。「らしくないなぁ」などと思いながら。



hostel / Bangkok, THAILAND


そして今、アジアから戻ってくるとすぐに発病するアジア病にかかっている。
「また、アジアへ戻りたい!」
今回もこの病はしばらく続きそうだ。


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