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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.04.20,Sat
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Posted by sammy - 2016.12.31,Sat

children in the village / Siem Reap, CAMBODIA


今年も2月1日の誕生日はカンボジアにいた。
4日間をかけてシェムリアップ周辺の村を周った最終日。
フライトが夕方だったから、午前中は残された僅かな時間を楽しむかのようにバイタク・ドライバーのピアックには当てずっぽうに田園地帯を周ってもらっていた。
その前日には毎回訪れているロヴィア村の子どもたちに古着を届けていて、お昼前にその子供たちが通う小学校の近くまで来たことから、「どうせならば最後にもう一度子どもたちに会いに行こう」ということになった。
それがこの旅、最後の時間でもあった。

午前11時前、学校へ着くと校庭が騒がしかった。
日本の福岡から理容師さんたちの組合がボランティアで訪れ、子どもたちの髪を次々とカットしていたからだ。
その案内役は見慣れた顔で、村の出身でもあるソチアというかつて孤児院にいた青年だった。彼とは孤児院在籍時に何度も顔を合わせていたが、6年ぶりくらいの再会だった。
聞けば、ビジネスが好調だとか。
噂は耳にしていたが、以前よりも随分とあか抜けた顔つきにその程が伺えた。



classroom / Siem Reap, CAMBODIA


授業そっちのけで理容師さんたちのカットに大はしゃぎする子どもたち。
そんな中から昨日会ったばかりの子どもたちが駆け寄ってきた。
スライリア、スレイロアット...、すっかり顔馴染みとなったロヴィア村の子どもたちである。
学校で友達たちと一緒に写真を撮ってとせがまれる。
校庭で、教室で、子どもたちと一緒に小さな学校の中を周った。
子どもたちの気持ちが高騰していたこともあったが、僕も自然と気持ちが高ぶり、馴染みの子どもたちを抱き上げたり、とにかくみんなで大はしゃぎだった。

あと数時間でこの地を離れる。
「また来たい!」
そんな気持ちでいっぱいだった。



bye-bye / Siem Reap, CAMBODIA


あれからおよそ11か月。
僕の生活は一変した。

半年前に父親が脳梗塞を患い、その後遺症の対応に日々追われている。
自らも3月に旅先のミャンマーで左膝をケガし、今なお違和感は残ったままでもある。
決して「いい年」ではなかった2016年。
思い返すとやはり、この2月1日の誕生日が「最良の日」だったような気がしてならない。
今はただただ、「あの地へ戻りたい」と思うばかりでもある。


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Comments
>g00dayさん

あけましておめでとうございます。
昨年中は表記の諸事情などで更新もままならずでした。今年はもう少し落ち着けるといいですが、いろんなことを考えると自分の時間はなかなか作れないのが現状かもしれないです。

旅には出るつもりでいます!気持ちだけはですが(笑)。
今年もよろしくお願いします。
Posted by サミー - URL 2017.01.02,Mon 00:05:57 / Edit
あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しておりました。
お父様の大病に大変気がかりかと思います。
一日も早いご快復をお祈りいたします。

新しい旅はなかなか難しいかと思いますが、回想等で素敵な写真を心待ちにしています。
本年もよろしくお願い致します。

qwer
Posted by g00day - URL 2017.01.01,Sun 20:36:30 / Edit
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