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sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2011.11.23,Wed

a house on the lake / Kompong Khleang, CAMBODIA


旅から帰ると時間の経過がことさら早く、わずか10日前にはカンボジアにいたことが遠く感じる。
どこか違った不思議な世界を旅したわけでもないが、僕が訪れたその村は湖上に浮かぶ一本道の両脇に高床式の家々が建ち、雨季の間に増水した水かさにも堪える水辺の生活を人々はしていた。

* * *

11月13日、日曜日。
シェムリアップから国道6号線を東へひた走り35km、東南アジア最大の湖トンレサップの湖畔に浮かぶ村がコンポン・クリアンだった。
近年、エコ・ツーリズムの人気が高まり、同じように湖畔の高床式住居で暮らすコンポン・プルックなどは開発の手が延びているが、コンポン・クリアンはシェムリアップからの距離も遠く、観光化というにはほど遠い素朴なまでの人々の暮らしが目に飛び込んでくる魅力的な村だった。

村への道は国道6号線から舗装されたアスファルトの一本道が続くが、やがてその舗装がなくなった先に村がある。
たいていのカンボジア人がそうであるように、この村の人々も気持ちは温かく、カメラを向けるとシャイな笑顔を見せてくれる。その笑顔から警戒心は感じられず、自然と村の生活にふれてゆけることにカンボジア人のおおらかさを感じる。


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Life / Kompong Khleang, CAMBODIA



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Red clay road / Kompong Khleang, CAMBODIA


村と言っても雨季の間に増水した湖の水かさで道の両脇は湖上となっている。ゆえに高床式の住居は全て湖上に建ち、唯一の陸路である一本道もやがて湖に溶けるかのように途絶え、その先は道なき水上生活となっていた。
ここへ来る途中、ボート乗り場があり交渉をしたが、言い値の$30からびた一文まけようとしない頑固オヤジに嫌気がさして、水上生活をボート上から眺めるプランはキャンセルしていた。
だけど、この一本道を歩き、そこから垣間見える人々の笑顔だけで気持ちは十分になれる。
そして何より、子どもが多い村からは溢れるような「元気」を感じる。
無邪気な子どもたちは裸で村中を走り回り、水の中に飛び込んではしゃぎ回る子どもたちもいた。
素のままに楽しむ子どもたちの姿にアジアを見た。


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Happy Smile on the water / Kompong Khleang, CAMBODIA


アジア、特にカンボジアには今でもこうして自給自足の生活を営む村がたくさんある。
自然と戦うわけでもなく、自然の中に溶け込み暮らし、欲を持たないことに裕福がある。
そう感じ取れると、この村への訪問はタイム・スリップだったのかもしれない。
だからなのか、わずか10日前が遠くに感じる。

そんな遠くに在るものを間近で見れたことに、旅に出た価値があるのかもしれない。


IMG_6416c.JPG
from the house / Kompong Khleang, CAMBODIA

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