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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.04.24,Wed
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Posted by sammy - 2016.01.19,Tue

peace smile / Siem Reap, CAMBODIA


ずっと脳裏に焼きついていた映像と音楽。
僕にとってのそれはポール・マッカートニーの「Let It Be」で、ライブ映像と音源はカンボジア難民救済コンサート。それを目にした場所は今から35年前の東京・秋葉原の電気屋さんの前だった。

当時、仲の良かったいとこらとGWを利用していった大都会東京一泊旅行。
東京ミニ周遊券なる乗り放題切符だったから、静岡行きの最終鈍行列車を待つわずかな時間を使って「何でも揃っている」秋葉原へ地元では在庫のないレコードを買いにグループを離れ単独行動で行った。
その時、オンエアされていたのが「カンボジア難民救済コンサート」の映像で、そのラストの方でポールが切々と唄う「Let It Be」に僕は運良く巡りあった。



brother at landscape / Siem Reap, CAMBODIA


昨晩、ふとそのことを思い出し検索してみると、そのときの映像も音源もYou Tubeの中にあった。
実に35年ぶり、路上で立ち止まり最終電車の時間を気にしながら見入ったライブ映像が甦った。

https://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=JP&v=bjAHRwI6oSk



sadness boy at school / Siem Reap, CAMBODIA



hug / Siem Reap, CAMBODIA


その当時はカンボジアの内戦も惨状も知る由もない高校生だった僕は、「カンボジアってのはかわいそうな国」の印象だけを強く持つ。
まさか、その国へ毎年のように訪れる未来があろうとは、夢の欠片にも思わなかったはずだ。



good friend / Siem Reap, CAMBODIA



smile playing water balloon / Siem Reap, CAMBODIA


内戦が終わり、今のカンボジアはまだまだ貧しいけれど平和だ。
人々は屈託なく生き、子どもたちは笑顔を絶やさずに今を生きている。
あの時、ポールが唄う「Let It Be」は高校生だった僕に何であそこまで強く印象付けたのだろう?

あの時代があったから今があり、あのライブを見入った人たちが感じた心があったから今のカンボジアもある。
あれがカンボジアを思うことの原点だったのかもしれない。


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