sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2008.12.06,Sat
雨季が終わり乾季に入った最初の満月の夜、
タイでは伝統的なお祭り「ロイ・クラトン」が各地で開催される。
元々はこれから1年の豊作を祈ってロウソクを灯した灯篭を水辺に流す慣わしのお祭りだが、
スコータイやチェンマイでは山車を使った大掛かりなパレードなども催され、
荘厳かつ華やかな雰囲気につつまれる。
僕は2年前にもこのお祭り目当てにスコータイへ行ってハマってしまったが
今回のチェンマイはスコータイに次いでお祭りの規模が大きく、
催し物や見どころの全ては夕暮れ後の夜に集中している。
だからある意味、チェンマイのロイ・クラトンは幻想的な夜のイベントでもある。
* * *
午後6時。
夕闇につつまれた蒼い空が深さを増す頃、
広場を基点にターペー門通りを電飾の山車と
その合間にはローソクの火がほのかに灯る灯篭を両手に持った人たちの
華やかかつ厳粛なムードのパレードが始まる。
夜空に浮かび上がる煌びやかな山車と、
そこから微笑む美女の美しさに沿道の見物客らはしばし見とれている。
そして、漆黒の夜空に浮かび上がる満月。
その満月の周りにはオレンジ色の灯火がいくつもゆらゆらと輝いている。
これが、人々が夜空へと放ったコムロイだ。
コムロイは火を灯した小さな熱気球を放つわけだから規制があるのだろう。
ピン川に架かる橋の周辺が放ち場所となっているようで、
ターペー門通りを真っすぐ歩いて橋のたもとに差し掛かるあたりでは
25バーツのコムロイが飛ぶように売れ、
チェンマイっ子らに混じってファランの観光客らが
火の熱で十分に温まったコムロイを次々に夜空へと放っている。
その一連の模様は実に幻想的で美しく、
無数のコムロイがゆらめく夜空はファンタスティック・ナイトそのものの煌きだ。
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このお祭りの様子は、
オンライン・アルバム「Zorg」にて公開中です。
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