sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2019.06.10,Mon
last shoto on 2013 / Havana, CUBA
2013年10月末。
日本では日に日に秋が色濃くなるの時期、僕はキューバの首都ハバナにいた。
季節は夏。
初日の夕暮れ前に記した日記を見ると、僕はこんな気持ちになってそこにいた。
* * *
ハバナの風に吹かれている。
セントロの宿は思った以上に最高だった。
立地も良ければ(宿主の)アニータもホルヘもことのほか優しい。
そして何よりもキューバの人たちだ。
世界有数のフレンドリーな国民だと思う。
あてもなければ、時間に左右されることもなく、ただ漠然と街をさまよい歩く。
その中にドラマがあり、笑顔があり、自分自身がすうっととけ込むように入ってゆける。
これこそがキューバであり、そこに敷居の高さや国籍などは関係ない。
皆が平等であり、皆が友達でもある。
いい一日、いい疲れを風に吹かれながら、ハバナ・サウンドとも言える雑踏を耳にしながら。
* * *
キューバには民泊があり、この旅で僕は日本人向けに部屋を貸し出しているカサ・エステラージャにいた。
部屋は6階にあり、出入りが面倒な反面、そこのベランダから見る眼下の雑踏と心地よく吹く風がすっかりお気に入りになっていた。
いよいよ13日からはこの時以来、6年ぶりにキューバへ行く。
先日のニュースでは、この国でも7月から個人向けにネット解禁すると報じられていた。と言うことは今はまだ、一部の場所でしかネットと言うものが存在しない。
そんな国であるが僕はむしろ、そんな国の旅だからこそ味わえるものがあると楽しみにしている。
アニータとホルヘのカサ・エステラージャは場所を移したみたいだが、今回もお世話になろうと思っている。
きっとこの国の人たちは変わらぬまま、笑顔でいることだろう。
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