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sometime,somewhere...
Posted by - 2025.02.09,Sun
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Posted by sammy - 2016.02.18,Thu

a girl back the sunset / Siem Reap, CAMBODIA


飛行機のタラップから降りるとそこにはまた、いつもの夏が待っていた。
カンボジア、シェムリアップ。
ここ10年、ほぼ毎年のようにこの地を訪れている。
そして、することと言えば村めぐり。
キッカケは観光客向けの遺跡や名所だけではない、素のままのアジア、そこにある生活や暮らす人々たちからアジアの今を感じてみたかった。
そんな観光とは無縁の旅は今年で10年目を迎える。

改装中の空港は到着フロアがいつのまにか広く新しくなっていた。
この街はアンコール・ワットに代表される遺跡群への観光で潤っている。
初めて来た2003年はその上昇気運のまさに真っ只中でその4年後、2度目に訪れた時には街はすっかり完成されたツーリスト・タウンと化していた。
何もかもが揃っているから居心地がいい。
この街は旅人には至れり尽くせりだから、ストレスを感じることなく過ごせる。
安いゲストハウスも日本語も、マッサージも洗濯も、美味しい各国料理も日本食も、何もかもが物価安でここにはある。

そしていつしか、こうして足繁く通ううちに現地にはフレンドもできた。
いつも食事は僕からの奢り。
それがこの国の人たちへの恩返しだと思って続けている。
世界は不公平でありながら平等を望むのであれば、せめてそのくらいはと思っている。
一言で言ってしまえば簡単だが、この国はまだまだ貧しい。
だが、その貧しさは深く、簡単に解決できるものではない。



a shop / Siem Reap, CAMBODIA


旅の初日。
昼過ぎに着き、午後2時待ち合わせでバイク・タクシー(通称バイタク)と呼ばれる原付バイクの後ろに乗って村めぐりをスタートした。
今回のドライバー、ピアックは僕の初代ドライバー、サンからの紹介で今回が2度目。
日本語も堪能でユーモアもある純朴な青年だ。

滞在日数は4日間あったから、初日は近場の村を周った。
アンコール・クラウ村からスタートし太陽が傾きかけた夕方、クロバイリエル村に到着した。
カメラを向けた先の人々はいつものように笑顔だった。
屈託がない、この地の人たちの特徴。
それがアジアで人の優しさで、強い日差しが差しこむ村の雑踏や農村の景色も輝くように印象付け、その輝きを僕は写し出す。
何もかもが美しい。カンボジアだった。



/ Siem Reap, CAMBODIA

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