sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2013.03.24,Sun
a house & family / Chennamkary, INDIA
村の名はチェナムカリー。
その小さな村は、インド南部ケララ州のバックウォーターと呼ばれる水郷地帯の中にある。
椰子の木生い茂る南国ムード満点の村は周囲を川と運河に囲まれ、まるで小さな島のように浮かぶ村には道路も車もなく、静けさに満ちたこの村にあるものは、ゆるやかに流れる時間と村人たちの人懐っこい笑顔だった。
sunrise / Chennamkary, INDIA
「グリーンパーム・ホーム」と言うバックウォーターの村にあるホームステイを知り得たのも翻訳された「ロンリー・プラネット」をコピーしたものからだった。
欧米人には旅のアイテムとして必携本の「ロンリー・プラネット」で賞賛されるも日本人には馴染みが薄く、僕がこのホームステイを探し当て、メールを通じてコンタクトを取ったのは旅に出る直前。
送られてきた返信には、「アレッピーから公共ボートに乗って約1時間15分。セント・メアリー教会の船着場で降りて、そのまま川沿いを右手に歩いて5~7分」。そう書かれていた。
backwater / Chennamkary, INDIA
到着後はその長閑さに気持ちが吸い込まれてゆく思いだった。
椰子の木生い茂る村の細い未舗装道脇に小さな家々が点在し、質素と思える村人たちの生活は空気に溶け込み、ゆるやかな印象となって流れてくる。
ホームステイ先へ着くまでのわずか5~7分で気持ちも一気にゆるみ、隔世の感さえあるこの村で出来る限りの滞在とリフレッシュをしたい衝動に駆られた。
ricefield / Chennamkary, INDIA
「24年前にたった3部屋で始めた」と言うホームステイは今や、調度品や設備も整ったプチ・リッチなリゾートのよう。毎日ひっきりなしに欧米人を中心とした旅行者が訪れるのもうなずける。
主人でオーナーのトーマスはその容姿からして、まるで「インドのフランシスコ・ザビエル」かのような落ち着いた面持ちの博学者。
マザーのアナは常に3食、美味しい南インド料理を提供してくれるだけではなく、朝から晩までゲストを温かいおもてなしで迎え入れてくれる。
この夫婦を娘のマリアがスタッフと共にサポートをし、メールへの対応はイギリス・マンチェスター在住の息子フィリップから返事が来る。
まさしく家族ぐるみのアットホームなホームステイは部屋もキレイで飲酒も自由。頼めばスタッフがビールの買出しにも行ってくれ、至れり尽くせり。
川沿いに面した静かでロケーションの素晴らしい環境も、ただそこに居るだけで十二分に幸せが伝わるバックウォーターのオアシスでもある。
Ana(L) & Maria(R) / Chennamkary, INDIA
暑い日中は椰子の木越しに太陽がギラギラと輝き、夜は満天の星空が包みこむ。
村の生活は旅人に活力を与えてくれた。
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Greenpalm Homes / homestay
http://greenpalmhomes.com/
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