sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2013.03.05,Tue
Hermosa Beach / Los Angeles, USA
春3月。
この時期になるとカリフォルニアの青い空と海が懐かしい。
2006年、2009年、共にワールド・ベースボール・クラシック観戦で訪れたロサンゼルス、南カリフォルニア。
まだ肌寒いこの季節に強い日差しが照りつけ、空も海もコバルト・ブルーに輝いていた。
children on the beach / Los Angeles, USA
夜の野球観戦は寒かったが、その寒さを吹き飛ばすかのような熱戦が続いた。
2006年第1回大会での「世紀の誤審」、2次ラウンドで韓国に惜敗した悔しさ。
2009年第2回大会ではアメリカ相手に圧勝した準決勝、そして日本野球史に残る歴史的大熱戦となった決勝の韓国戦。
WBCは僕にとってもまさにドラマだった。
失意のまま帰国した2006年は成田から静岡へと帰る途上での山手線車内で、まさかの準決勝進出を知った。
メキシコがアメリカ相手に大どんでん返しの勝利を飾ったからだ。スタンドで共に観戦をした陽気すぎるメキシカンたちの顔が次々と浮かんだ。彼らも選手たちも「打倒アメリカ、打倒アメリカ社会」だったのだ。
2009年の決勝はロサンゼルス在住で10年来の野球観戦仲間Kさんと5年ぶりの再会、6年ぶりの野球観戦だった。
その場にいつも必ず同伴する奥さんが「日本へ帰っていて」来れなかったことが残念だったが、熱すぎる試合にいい年をした男2人が熱狂した。
その翌年、シアトルで再会したKさんから聞かされたのは、来れなかった奥さんは実はその2年前に癌で亡くなっていたこと。その闘病期間はメールのやり取りが一時途絶えた時期と重なる。僕に伝えなかったのは、楽しみにアメリカまでやって来たのにテンションを下げてしまうだろう配慮からだった。
Japan vs USA / Dodger Stadium, Los Angeles, USA
悲しみも歓びもこの地で味わった。
そして今、ふたたび夢の頂点を目指し、日本野球界のプライドをかけた選ばれし28名の選手たちが戦いを始めている。
当初、この大会がロサンゼルス開催ならば三度行くつもりだったが、今回の決勝戦はサンフランシスコ。
さまざまな思いが交差したが現地観戦はあきらめた。もしかしたら、ロサンゼルスへの思いが強すぎたのかもしれない。
今回は日本からテレビを通しての観戦となるが、あの熱気と歓声を僕らに伝えて欲しい。
あわよくば、アメリカ相手に。
PR
homepage
Recent Entries
(01/02)
(07/26)
(07/16)
(06/24)
(03/10)
(01/01)
(10/15)
Categories
Recent Comments
[01/03 サミー]
[01/03 ゆりな]
[08/16 サミー]
[08/14 ゆりな]
[07/16 ゆりな]
[07/17 サミー]
[07/15 ナオゾー]
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"