sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2013.01.17,Thu
lost in thought... / Bangkok, THAILAND
ドンムアン空港に到着し、外のムア~ンとした空気にふれると僕はいつも、タイへ来たことを実感し、そのムア~ンとした熱気を帯びた空気に迎え入れられることがうれしくてたまらなかった。日本が寒い冬の時期ばかりを選んで旅をしていたからことさら、逃亡者のような気分にさせてくれることもうれしかった。
2006年8月に新空港が開港し、到着時の印象はだいぶスマートになった。それまでの古臭くゴチャゴチャした印象は消え去り、さらには空港からバンコク中心部へ直結するモノレールが開通するとアジアのシンプルな大都会へやって来た印象を誰もが持つようになったと思う。時代の移り変わりだった。
昨秋、およそ6年半ぶりにかつてのドンムアン空港へ降り立った。
10月から格安航空会社の最大手エア・アジアがバンコク発着便を全便ドンムアン空港へ移行をし、さらにはその移行によって新路線の就航も容易になったことから新たに就航になったマンダレー~バンコク線を利用してバンコクへと戻ったからだ。
冒頭でふれたように、僕はドンムアンの匂いみたいなもにバンコクへ来た喜びを感じていた旅行者だったから、古いターミナルに逆に感動をし、かつての自分に戻ったかのような錯覚に興奮もした。
深夜便での到着が多かった僕は同便などで国籍に関わらずタクシーをシェアする仲間を探しては、いつも到着後は上階にある出発ロビーまで上がって送迎客を降ろしたばかりのタクシーを拾ってカオサンまで向かっていた。
今回のマンダレー便は昼過ぎの午後1時過ぎの到着だった。
この時間だと空港前にあるタイ国鉄のドンムアン駅を通過してバンコクのファランポーン駅へと向かう列車が数本ある。ファランポーンからスクンビットにある今晩1泊するだけの宿へは地下鉄で行けたから、アクセスも便利だった。
couple in the train / Bangkok, THAILAND
空港から鉄道駅までは陸橋で跨っていた。
駅で切符を買ったと同時に列車は到着をし、急いで乗り込んだ車内はまさに、「一昔前のタイ」だった。
日本で言えば昭和40年代を思わせる車両に混みいった車内。
エアコンのない車両は天井に吊る下げられた扇風機がグルグルと回り、空けられた車窓から吹き入る風は心地良い。
ドンムアン空港駅から終点のファランポーン駅までは実質45分ほどの乗車時間だったが、その間に途中の駅ではジュースやら干物やらを売り込む輩が所狭し車内へと入り込んできたりするわ、そういった飲食の後片付けをするわけでもなく生活のために、車内に捨てられたペットボトル拾いをする輩が次々に登場したり、さらには駅のホームを公園代わりにシートを広げて遊んでいる親子グループの姿も見える。
わずかな時間ではあったが、ドンムアンから到着しファランポーンまでの列車での移動は、時間がかつてのタイへとタイムスリップしてくれた。
運賃もたったの5バーツ、日本円にして約13円だった。
station / Bangkok, THAILAND
ファランポーンから地下鉄へと乗り継ぎスクンビットへと向かう。広々とした新しい駅に最新の車両、効き過ぎた冷房に小奇麗ないでたちばかりの乗客。そこには今のタイがあった。
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Comments
>ユウジさん
憶えていてくれたか!
「クミコハウス」は昨年末、ふとしたキッカケで一部読み返してみたらこれが面白く、残りは今度の旅に持参して読み返そうと思っている。
自分は旅を続けているけれど、ふり返るとあの頃の旅は楽しかった。特に2004年のインドのあたりは(笑)。
今は忙しい身だと思うけれど、バンコクあたりで骨休みができるといいね。その時は自分ももちろん(!)、行きたいよ!!
憶えていてくれたか!
「クミコハウス」は昨年末、ふとしたキッカケで一部読み返してみたらこれが面白く、残りは今度の旅に持参して読み返そうと思っている。
自分は旅を続けているけれど、ふり返るとあの頃の旅は楽しかった。特に2004年のインドのあたりは(笑)。
今は忙しい身だと思うけれど、バンコクあたりで骨休みができるといいね。その時は自分ももちろん(!)、行きたいよ!!
懐かしい!僕もはっきりと覚えています。あのときサミーさんを笑ったこと、きっと一生忘れない(笑)クミコハウス、大事にまだ持ってます。また旅に出たらあの本にも旅をさせてあげます。あれから8年…僕の環境は一変しました。 時々あの頃のことが夢の中だったような錯覚を覚えます。そろそろバンコクあたりに出かけてみようかな。。。
>mikiさん
ドンムアンにあった怪しさは今のスワンナプームにはなく、ずいぶんと洗練されてしまいました。
いいことなんですけど、一昔前の「怪しさ」がメッキリなくなってきた事に寂しさも感じますね。
でも、このドンムアンからのタイ国鉄は今も情緒満点でしたよ!
ドンムアンにあった怪しさは今のスワンナプームにはなく、ずいぶんと洗練されてしまいました。
いいことなんですけど、一昔前の「怪しさ」がメッキリなくなってきた事に寂しさも感じますね。
でも、このドンムアンからのタイ国鉄は今も情緒満点でしたよ!
サミーさん
ドンムアン、私も懐かしいです。あの古さが、なんとも怪しい雰囲気を醸し出していて、まだまだタイに行くだけで何か怪しい事が待ってるんじゃないかっていう気持ちにさせてくれてました。今でもタイに足繁く通う理由は、その気持ちを蘇らせたくて通ってるようなものかもしれないです(笑)
アドレス残しておきますので、ケララの知りたいことがあればぜひ!オススメの食堂をご紹介しますよ(笑)
ドンムアン、私も懐かしいです。あの古さが、なんとも怪しい雰囲気を醸し出していて、まだまだタイに行くだけで何か怪しい事が待ってるんじゃないかっていう気持ちにさせてくれてました。今でもタイに足繁く通う理由は、その気持ちを蘇らせたくて通ってるようなものかもしれないです(笑)
アドレス残しておきますので、ケララの知りたいことがあればぜひ!オススメの食堂をご紹介しますよ(笑)
>ユウジさん
ご無沙汰!
もう、8年くらい前のことになるかと思うけれど、「君がこれからベトナム、僕がこれからミャンマー」への旅立ちで共にドンムアン空港で鉢合わせ、バーガ・キングかなんかでしばしの再会をしたことを。あの時、注文の英語が全く噛み合わずに笑われたこと、これから旅を始める君に愛読本として「クミコハウス」を渡したこと、そんな思い出も僕のドンムアンにはあります。
しかし…、あれからもう8年も経っちゃったんだよねぇ(笑)。
ご無沙汰!
もう、8年くらい前のことになるかと思うけれど、「君がこれからベトナム、僕がこれからミャンマー」への旅立ちで共にドンムアン空港で鉢合わせ、バーガ・キングかなんかでしばしの再会をしたことを。あの時、注文の英語が全く噛み合わずに笑われたこと、これから旅を始める君に愛読本として「クミコハウス」を渡したこと、そんな思い出も僕のドンムアンにはあります。
しかし…、あれからもう8年も経っちゃったんだよねぇ(笑)。
僕はしばらく旅をしていないので、ドンムアンしか知りません(笑)ドンムアンの薄暗い空港を出て外の灰皿でタバコを吸い、バスに乗ってカオサンで降りる。そんなひとつひとつが大変懐かしく、それと同時に寂しくも感じます。時代は流れているんですね。。。
>tk-cafeさん
わりと最近、首都圏以外では珍しく我が町にバーガー・キングが出店したんですよ。
野球好きが興じてアメリカへ行った際にはバーガー・キングは常連でしたので、海外へ行って見つけるとWhoperとかを食べてみたくなるクチです。よって、ドンムアンのバーガー・キングもtk-cafeさんと同じく寄っていました。余談ですが…(笑)。
わりと最近、首都圏以外では珍しく我が町にバーガー・キングが出店したんですよ。
野球好きが興じてアメリカへ行った際にはバーガー・キングは常連でしたので、海外へ行って見つけるとWhoperとかを食べてみたくなるクチです。よって、ドンムアンのバーガー・キングもtk-cafeさんと同じく寄っていました。余談ですが…(笑)。
>nomuraさん
はじめまして。
今のスワンナプームは斬新なデザインでそれはそれは素晴らしく、素敵な場所へ降り立ち、素敵な場所から飛び立てる夢を叶わせてくれていますが、タイという国へやって来た印象の強さはやはりドンムアンの古臭さです。
エア・アジアは別として、日本からの国際便の発着はないですから、ドンムアンからの入国は郷愁を誘ってくれますね(笑)。
はじめまして。
今のスワンナプームは斬新なデザインでそれはそれは素晴らしく、素敵な場所へ降り立ち、素敵な場所から飛び立てる夢を叶わせてくれていますが、タイという国へやって来た印象の強さはやはりドンムアンの古臭さです。
エア・アジアは別として、日本からの国際便の発着はないですから、ドンムアンからの入国は郷愁を誘ってくれますね(笑)。
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