sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2012.08.29,Wed
Laughing Girl / Kompong Phluk, CAMBODIA
2度目にカンボジアを旅した2007年1月、村めぐりをしたい僕の希望に紹介されたバイク・タクシー(通称バイタク)運転手サンくんが、「どうしても連れて行きたい面白い村がある」と言って行ったのがシェムリアップからおよそ30km以上も離れているトンレサップ湖畔の村、コンポン・プルックだった。
村の特徴は雨季になっても水没しないように造られた超高床式の住居群で、サンくんはこのつい2週間ほど前にもフランス人のガイドブックを作る人を連れてきたと自慢をしていた。
この時撮った少女の写真を持参して翌年も訪れてみると、その少女も一緒に遊んでいた友達も家族も皆、喜んだ。
村に写真屋があるわけではないから、写真と言うものは重宝がられる品に相当したかもしれない。そう思えてしまうほど、この村は隔世の感がする人里離れた環境に位置する村だった。
何せ、道が通じるのが乾季の終盤あたりのみで、それ以外の季節は道も水没し、途中にある船乗り場でボートの交渉をしないと辿り着けない村でもあったからだ。
以後、カンボジアを旅する度にこの村を訪れた。
雨季真っ只中だった2009年8月は村内の移動手段さえ小型ボートだった。
上) 2008年4月 / 下) 2011年2月 / Kompong Phluk, CAMBODIA
Laughing Girl after 3 years / Kompong Phluk, CAMBODIA
昨年2月、少女らの元を久しぶりに尋ねてみると、ハダカで遊んでいた幼かった少女らはちゃんと服も着て、落ち着いた女の子へと成長をしていた。
そして、驚いたことに水没する道はすっかり整備もされ、舗装こそされないまでもフラットなダート道へと変貌を遂げ、通行料$1を徴収されるものの、もうボートとの交渉をせずに行けるようになっていた。
思えば、いくら値切っても$20は取られていたボート代だったから、交通費はかなり安くなったことになる。
と同時に、エコ・ツーリズムなる旅行会社企画のツアーがこの村を舞台に展開されるようになっているみたいだ。
僕も初めは目を疑ったが、コンポン・プルックの文字と共にそういったツアーを宣伝する広告がトゥクトゥクの後ろ看板に数多く見かけるのである。
それでもまだまだこの村には隔世の感がある。
あの時の少女たちの成長を見るのも、この村の素朴な暮らしにふれるのも、それらは今も僕にとっての村めぐりのメイン・イベントであることに変わりはない。
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