sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2009.09.20,Sun
Ichiro at Shei Stadium,NY June 2008
イチロー選手が9年連続シーズン200本安打を達成した翌々日、華々しい偉業達成の裏にあったこんなエピソードをスポーツ紙が報じていました。
イチロー“休養勧告”けっていた 「ファンのため」と記録を優先
記事によると記録を達成した敵地アーリントンでのダブルヘッダー第2試合の前。
雨のために第1試合が4時間31分も開始が遅れたこと、ぬかるんだグラウンドコンディション、まばらな観客、さらには翌々日の試合がホームに帰っての試合開催だったことなども考慮してドン・ワカマツ監督が話し合いの場を持ち休養勧告を促したところ、イチロー選手はこう答えたという。
「最後まで試合に残りたい。(欠場や途中交代は)記録達成を楽しみに球場に来ているファンや、レンジャーズの選手、そしてチームメートにもフェアではない。チームはまだ勝利に向かって戦っているんだ」
その試合、僕もテレビで見ていました。
日曜日のナイター、それも第2試合、天候も雨が降ったり止んだり。
それでもまばらな客席の中には日本人も多く、敵地だと言うのにライト・スタンド最前席には「ICHI METER」なるヒット数表示をする地元シアトルのファンがかけつけてもいました。
もちろん、それでも翌々日のホームでの試合のことを思えばボルテージは比べものにならないほど低く、欠場に値するコンディション理由も十分に揃っていたはず。
しかし、イチロー選手はその選択肢を選ばなかった。
ファンはスター選手である彼のプレーを楽しみに、本拠地シアトルに限らず全米各地の球場を訪れます。
僕のように日本からはるばる見に来る人、その土地で働いている人、勉強をしている人。
道路網の発展したアメリカでは車で片道5,6時間もかけて赴任地からやって来る日本人ファンも多々います。
「出続けると言うこと」
その試合を見に来たファンのために常にベストを尽くしてプレイをする。
当たり前のようなこんなことも、試合数が多く移動も激しい大リーグにおいては近年、稀少なこととなっています。
それを当たり前のようにこなし、結果を残す。
イチロー選手の9年連続200本安打達成の偉業は案外、騒ぎ立てるファン以上に同じフィールドに立つ選手達が凄みを感じているんじゃないでしょうか?
そして、出続けるその姿にファンとして今日も「ありがとう」とお礼を言いたい。
記録達成おめでとう!
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