sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2009.09.09,Wed
近年、遺跡観光需要で急速に発展を遂げたシェムリアップの町も、中心部からほんの数分バイクを走らせれば未舗装の農村地帯が四方に広がっている。
雨季ともなれば田んぼの緑が鮮やかに広がり、遮るものなど何もない空はとてつもなく広く広がっている。
いつ降り出すかわからない雨。
これが雨季の特徴だと言う。
確かに今、ここでは日も差して青空も覗かせているけれど、広い空にはニョキニョキとした雲が広がりを見せ、そのある部分は薄黒く染まった雨雲だったりする。
そんな突然の雨は早くも初日の午前にやってきた。
最初はポツポツと落ちてきた大粒の雨粒は、しばらくするとザザッと一気に降り出してきた。
バイタク・ドライバーのサンくん共々最初は大きな木の下に雨乞いをしたが、それでも強く降り出した雨足からは逃れられない。
とりあえず用意してあった雨合羽を着込んだが、それでも雨足は増すばかり。
目の前には細い水路を渡る板を置いただけの小さな橋があり、その橋の向こうにあった民家からは「こっちへおいでよ」と手招きをしてくれた。
しばしの雨宿りだった。
幸い、この民家の軒先には石造りのテーブルとイスがあり、つい先ほどまで水路で育てていた植物の植木瓶詰め作業を手伝っていた5人の子どもたちもいた。
おそらくすぐに止むだろうと思う突然のスコールを、イスに座ってボンヤリと軒先から眺める。
ジッと待つしかない。
でも、こんな時でもカンボジアの子供たちは元気だ。そして、愛くるしい。
8才になると言うソーイちゃんは上半身裸だったから、そのままこの強い雨をシャワー代わりにして浴び始めた。
座ったテーブルの対面では4才のスライアーンちゃんと3才になるその弟ソムアンくんが愛くるしい笑顔を振りまいていた。
雨粒のシャワーは快感?
一緒に雨宿りをした幼い2人の姉弟
「そうだ・・・」。
持参のバッグにラムネ菓子が入っていたことを思い出し、子供達の手のひらに何粒か差し上げる。
これは美味しくいただいてくれたが、次に差し出したミント味のタブレットにはさすがに「苦い!」と顔をしかめた。酸味の効いた味と勘違いして差しあげた僕の失敗だったが、子供たちのしかめっ面の反応は愛くるしいほど可愛かった。
雨に囲まれた軒先ではホンノリとした時間が過ぎてゆく。
やがて雨足が弱まり、すぐに強い日差しも戻ってきた。
子どもたちも再び太陽の下へと走り出す。
雨粒に濡れた木々の葉が日差しを受けてキラキラと輝いていた。
雨は30分ほどで止み、その後には再び青い空が覗く
突然の雨は偶然にして温かな、旅の思い出を刻んでくれたようだ。
これだったら、「悪くはないな」雨季の旅。
旅のスタートはそんな雨から始まった。
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