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sometime,somewhere...
Posted by - 2024.11.25,Mon
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Posted by sammy - 2009.03.12,Thu


世間もそして自分も、ここ1週間はすっかりWBCモードです。
さて、そのWBC。
来週頭からは各ラウンドを勝ち抜いた8チームが第2ラウンドが行われるサンディエゴとマイアミに分かれ、敗者復活方式導入のトーナメントを行い、そこで再び勝ち上がった4チームがロサンゼルスのドジャースタジアムで行われる決勝ラウンドへと進みます。

前回の2006年は僕の戦前の予想では日本は今回同様にアジア・ラウンドは勝ち抜いたとしても、メジャーのスター選手がそろう各国列強との戦いでは苦戦を強いられるのではないかと思い、決勝ラウンドよりもむしろこの第2ラウンドでの戦いに注目をおいていました。
現地での観戦を第2ラウンドに絞ったのもそのためです。
そしてその最大の注目は初戦の日本対アメリカ戦であり、その戦いの行方は今も後世に語りつくされるであろうボブ・デヴィッドソン主審の「世紀の誤審」によってはかなく散ったわけです。

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スタンドに散らばった日本人から王コールが沸きあがった猛抗議

その試合。
眠気も時差ぼけもすべてをぶっ飛ばし、空港到着から直行した観戦で僕は1人のアメリカ人と知り合います。
彼の名はクレイグ。
まばらだったスタンドのたまたま空いていた3塁側ベンチ上のフィールド・シートに座って観戦していたクレイグは、かの有名な南カリフォルニア大学の教授。
日本では親交のある京都大学にも訪れたことがあるというクレイグはかなりの日本通であり日本びいき。ただし、この試合は母国アメリカの応援でした。

そのクレイグと偶然にも再び会ったのは翌日の韓国対アメリカ戦の試合前。
練習を見ていた僕の肩をポーンと叩いたクレイグは開口一番、「テレビで見たけど昨日はミス・ジャッジだ。日本は勝っていた」と言って、その試合を一緒に観戦に来ていた8歳になる息子のアダムを紹介してくれました。

並みいるスター選手が揃うアメリカ戦はサイン収集には絶好のチャンスだったこともあり、僕はこのアダムと一緒に選手に声をかけ、ジョー・ネイサン(ツインズのリリーフ・エース)、パック・マルチネス(アメリカ代表監督)らのサイン・ゲットに成功もしました。

後日、日本からクレイグあてに僕が現地で撮影したアメリカ選手の写真付きメールを送ると、「息子のアダムがロジャー・クレメンスの大ファンなんだ」と喜んで御礼の返事を送ってくれたことを覚えています。

* * *

今回の僕の観戦は決勝ラウンドです。
先週、久々にクレイグあてに「覚えているかい?今度また観に行くよ」とメールを送ってみました。
すると、すぐに返ってきた返事は「もちろん覚えているさ。オレも22日の試合だけだけど決勝ラウンドは観に行くよ」と言ってすでに購入した座席番号まで書き記したメールを送ってきました。
その座席番号を元に何気にネットでチケット購入を試みてみると、同じ席種で表示された購入画面の座席番号は何と、クレイグの2列後ろの席。ほぼ真後ろに近い席がセレクトされているではないですか!
もちろん、そこの座席をゲットできれば「球場で会おう」とメールで書いてきたクレイグの意向にも十二分にそえるわけで、この偶然なる購入表示に従うがままに事を進めました。

翌日、この購入のことをクレイグにメールで伝えると大喜びでした。
そして、「よかったら試合の前か後に食事でも」と書き記した僕からの誘いに、「それだったら試合前に我が家で食事をしないか?」との返事が返ってきました。

* * *

3月22日日曜日。
僕はロサンゼルスにあるクレイグ家でランチをいただいた後、クレイグや息子のアダムと共にドジャースタジアムへと観戦に向かいます。
はたして、第2ラウンドを通過して対戦をする相手はどことどこになるでしょう?

日本がサンディエゴでの第2ラウンドを1位通過すれば、この日の対戦カードに組み込まれます。
望むべくは3年前に「世紀の誤審」ではかなく散った夢のリベンジ、日本対アメリカ戦です。

夢の結末はいかに?
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