sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2009.01.01,Thu
インド・バラナシ
新年 あけましておめでとうございます。
今年は何年ぶりかだろう職場での年越しでした。
クリスマスからずっと続いた連続勤務も今日、元旦の朝にようやく終えて今はホッと一息です。
皆様のところへも友人知人からの年賀状は届いたでしょうか?
承知の方も多いかと思いますが自分の本職は郵便事業会社員であり、旅人ではありません(笑)。
年に数回演じる旅人は仮の姿でもあり、本当の自分をさらけ出せる姿でもあり、
そこには僅かばかりの逃避願望を実現した夢があります。
では、日常の中に夢はあるでしょうか?
大きさの大小を問わずに答えれば多々あるのが夢ですが、
未来、この先への願望を真摯に捉えて考えてみると、「う~ん…」と考えてしまわないですか?
特に昨今は。
いつの時代だってそれはそんなもので何とかなってしまうのが人生でもあるのですが、
ここ数年で社会が随分と合理的になった恩恵(?)で仕事は楽になるどころか押し付けばかりが増え、
働き口だって格段に減っているのが現状ではないでしょうか?
昨年末から大きな社会問題となっている大企業の派遣切りもしかり。
企業は利益を得るために手取り早い手段はコスト削減であり、
その最たるものが作業効率を上げるマニュアル化であり、人件費の削減でもあります。
そして、その方針に則って会社経営をしたら今度は大きな社会問題になってしまった。
これって大きく矛盾してません?
そもそもは社会の成り立ち方の問題でもあると思うんですよね。
効率を上げればおのずと人間の頭数は必要なくなるわけですから。
* * *
アジアの国へ初めて行った12年前、痛快に感じました。
「実に効率が悪い!」と(笑)。
1人で十分に出来るような仕事でも3人4人でノ~ンビリとやる。
緊張感もさほどに感じられないし、働いているのか遊んでいるのか分からないような職場。
そこには先進国のようなキビキビとした雰囲気は全くなく、
「よくぞこれで食っていける」と思いつつも、
「これで食っていけるんだったら楽しそうでいいなぁ」と尊敬の眼差しで見ていた自分。
もちろん、その尊敬は軽蔑混じりの滑稽なものではあっても、
楽しく生きていることに関しては確実に尊敬の眼差しであったことは事実。
結果、そんな尊敬が憧れのような夢のようなものにもなり、
こうして度々日常逃避の旅に出るキッカケにもなったわけですが今の日本を見ていると、
こうした日常逃避型の海外逃亡難民が増加の一途を辿るのではないかといった危惧さえ感じます。
自分の場合は本職持ちなので帰る場所があっていいですが…。
果たして今の世の中、
どれだけの人が未来の自分へ手紙を書けるのでしょうか?
発展した行き詰まりのようなこの国の中で10年後20年後の自分に対して書けるメッセージは
ポジティブなものでしょうか、ネガティブなものでしょうか?
ネパール・ブンガマティ村
明日が見えないのは誰だって同じです。
見えないからこそ努力もするし、はかない夢でも追い求めようとする。
途上国で見る澄んだ瞳の子どもたちに未来を感じ今一度、
発展しまくってしまったこの国で暮らして行ける自分にも幸せを感じてみたいです。
そして、その幸せが「未来の自分」へ向けるメッセージにでもなれば。
みなさんにとっても良き1年となるよう、本年もよろしくお願いいたします!
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Comments
>さきぞうさん
経営者的立場からすれば商売っ気を出したり、従業員にもそれ相応の営業意識を持っていただくことは当たり前ですが、お客である旅行者的立場からすれば、それが特にネパールのポカラのようなノ~ンビリとした場所であれば尚更、勧誘はほどほどがいいのかなって個人的にはお思います。
さきぞうさんのホテルはちょうどいい感じだったと思いますよ。旦那さんや従業員の対応も。
楽園はね、現実的に考えるとないですねぇ。
少し変わった意味合いや見方で考えてみると真逆の答えにもなりますが、キューバに楽園を感じたことはあります。
しかしそれは雑誌などで美しく紹介できる楽園の意味ではなく、人間の心や生き方っていうのかな、深~い意味での楽園ですけどね。
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」に意味合いのヒントが隠されていますよ。
>wakyさん
「夢」と言うことに関しては軽々しく口に出来る程度の夢ならば多々ありますが(笑)、真摯に考えると同じく、今が精一杯ですね。
でも確かにですね、以前もそんなふうに思っていながら「かつて」を振り返ると悪くは思わないんですよね。
健康でいられるという最低限の営みがあれば、幸せって日常の中にゴロゴロしているかもしれないです。
もちろん、不健康であってもその中にそれなりに(笑)。
そう考えていけるような1年にして行きたいですよ。
お互いに「良い1年だった」と先々になって思えるような1年にね。
今年もよろしくお願いいたします。
経営者的立場からすれば商売っ気を出したり、従業員にもそれ相応の営業意識を持っていただくことは当たり前ですが、お客である旅行者的立場からすれば、それが特にネパールのポカラのようなノ~ンビリとした場所であれば尚更、勧誘はほどほどがいいのかなって個人的にはお思います。
さきぞうさんのホテルはちょうどいい感じだったと思いますよ。旦那さんや従業員の対応も。
楽園はね、現実的に考えるとないですねぇ。
少し変わった意味合いや見方で考えてみると真逆の答えにもなりますが、キューバに楽園を感じたことはあります。
しかしそれは雑誌などで美しく紹介できる楽園の意味ではなく、人間の心や生き方っていうのかな、深~い意味での楽園ですけどね。
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」に意味合いのヒントが隠されていますよ。
>wakyさん
「夢」と言うことに関しては軽々しく口に出来る程度の夢ならば多々ありますが(笑)、真摯に考えると同じく、今が精一杯ですね。
でも確かにですね、以前もそんなふうに思っていながら「かつて」を振り返ると悪くは思わないんですよね。
健康でいられるという最低限の営みがあれば、幸せって日常の中にゴロゴロしているかもしれないです。
もちろん、不健康であってもその中にそれなりに(笑)。
そう考えていけるような1年にして行きたいですよ。
お互いに「良い1年だった」と先々になって思えるような1年にね。
今年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
おかげさまで、年賀状はきちんと届いてますよ~今は2日にも配達するのですね。
日常の中に夢・・難しいですね。
時間の流れの速いここにいる時に、遠くを見通す時間が取れないからです。毎日の自分を生きるのにいっぱいいっぱいで、せいぜい1年間の予定をたてるくらい・・・それも「夢」ではなく「予定」。
10年後の自分を漠然とイメージしますが、そこにあまりキラキラしいものはないんですよ。夢、と言う事に多大な期待をしすぎなのかな??
でも今の自分がいる場所も少しずつ作り上げてきた、という自負がありますから、逃げる気もしませんね~。先が不安になることもありますが、それって経済的な面に関してのみですし。。
あれ?夢から離れちゃった?
ホントに幸福感をライブで実感する生活って、もしかして味わったことがないかもしれません。後から思い返して「あれって幸せだった」と思うことはあります。
つまり、今の自分の生活を、10年後に振り返って「幸せだったな~」と思う可能性もある気がするんですよね。
幸せって、そういう事でしょうか?(←聞かれても・・ですよね^^;
今年もどうぞよろしくお願いします。
おかげさまで、年賀状はきちんと届いてますよ~今は2日にも配達するのですね。
日常の中に夢・・難しいですね。
時間の流れの速いここにいる時に、遠くを見通す時間が取れないからです。毎日の自分を生きるのにいっぱいいっぱいで、せいぜい1年間の予定をたてるくらい・・・それも「夢」ではなく「予定」。
10年後の自分を漠然とイメージしますが、そこにあまりキラキラしいものはないんですよ。夢、と言う事に多大な期待をしすぎなのかな??
でも今の自分がいる場所も少しずつ作り上げてきた、という自負がありますから、逃げる気もしませんね~。先が不安になることもありますが、それって経済的な面に関してのみですし。。
あれ?夢から離れちゃった?
ホントに幸福感をライブで実感する生活って、もしかして味わったことがないかもしれません。後から思い返して「あれって幸せだった」と思うことはあります。
つまり、今の自分の生活を、10年後に振り返って「幸せだったな~」と思う可能性もある気がするんですよね。
幸せって、そういう事でしょうか?(←聞かれても・・ですよね^^;
今年もどうぞよろしくお願いします。
本当にそうですね。
私は、そのの~んびりした従業員に囲まれ、一年を過ごしていますが、職場を維持していく、彼らの給与を与え続けなくてはいけないという、ある種プレッシャーがあって、途上国に住んでいても日本に住んでいた時と同じように、経営利潤を追求しなければならないという、矛盾の上に立っています。
日常逃避型の帰り道のない旅人の人たちによく出会いますが、どこにも楽園というものはないのだと知ってもらって、現実のなかでの(たとえささやかでも)幸せを見つけてもらえたらと思います。
そして、私自身もそうありたいと思います。
私は、そのの~んびりした従業員に囲まれ、一年を過ごしていますが、職場を維持していく、彼らの給与を与え続けなくてはいけないという、ある種プレッシャーがあって、途上国に住んでいても日本に住んでいた時と同じように、経営利潤を追求しなければならないという、矛盾の上に立っています。
日常逃避型の帰り道のない旅人の人たちによく出会いますが、どこにも楽園というものはないのだと知ってもらって、現実のなかでの(たとえささやかでも)幸せを見つけてもらえたらと思います。
そして、私自身もそうありたいと思います。
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