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sometime,somewhere...
Posted by - 2025.02.09,Sun
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Posted by sammy - 2009.04.13,Mon


WBC優勝の歓喜に酔いしれた3月20~25日のロサンゼルス。

いつものように出発は旅日数を稼ぐために朝7時まで働いた泊まり勤務明けの夕方、成田を出発する強行軍。
今回は比較的値段の安かった米系航空便が満席だったこともあり、利用したのは成田発18時35分のシンガポール航空ロサンゼルス行き。
これだとロサンゼルス到着は同日の午後1時前ですが、時差ボケやらフライト疲れやらで到着後は行動する気などはまったく無し!
とりあえず治安の悪いロサンゼルスでは行動の足となるレンタカーを借りて、宿へ直行。そして就寝でした。

滞在は翌21日からの実質3日間でしたがこの3日間の主目的は夕方以降行われるWBCのゲーム。
よって、ゲーム以外の時間は21日は郊外にあるアウトレットへのショッピング、22日がハリウッド散策、23日がビーチ散策でしたがいずれの行動も「とりあえず…」と注釈が付くような短時間でのものでした。

そんな中、ハリウッド散策では思わぬ天気の移り変わりで上着を脱いでスタジアム使用(?)の装いで歩いていたらチャイニーズ・シアター前で日本からの取材クルーに街頭インタビューをお願いされる始末。
「いやいや、それはちょっと…」と軽く断りを入れるものの宿を出る前には曇天で肌寒かった天気から脱ぐつもりのなかった上着の中は、ハイネックのシャツの上に「JAPAN」のロゴが入った福留Tシャツ。
これでは確かに…餌食にはなりますね(笑)。

ま、この際だから何かの記念にいいかなと思って嫌々ながらも応じましたけど、インタビューの内容はもちろんWBCに関して、それもたぶんワイドショー・ネタに使えそうな「対韓国」に関するようなツッコミもあったりするようなもの。
正直、前夜韓国対ベネズエラ戦を観に行って韓国の応援に圧倒されていたし、マナーの悪さも感じていたからありのままに話したけれど、あれはたぶん使われなかったと思ってますよ。帰国後も周囲から「見たぞ!」って言われていないしね。よかった、よかった(笑)。

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コダック・シアターからハリウッド通りを見る

ハリウッドをぶらぶら歩いたのは時間にして1時間ちょっとでしたけど、コダック・シアターの前では「アレ、この人?」と思って道路脇に黒いワゴン車を止めて談笑するグループに尋ねたら、タレントの優香さんとそのスタッフご一行でした。
その時もこちらの装いはスタジアム使用。
こちらの格好が格好だっただけに時の運に乗っかって「観に行くんですかぁ~」と優香に訊かれて「もちろん!」と応えた自分。

これが銀座や新宿だったら尋ねることもなく、そのまま「優香がいる」で過ごしていたと思いますが、そこがロサンゼルスのハリウッドだったことからこんな会話が成立してしまいました。

それにしても、あの優香に訊かれるとは自分もやはり、「持っているのかな?」。
いやいや、本当に「持っていた」のはその翌日、優勝の歓喜を目の当たりに出来たことです。

と言うのもこの旅は当初、この日程で年度始めに入れてあった休暇を9月、11月で1日ずつ消化をしてしまい、たった1日しか休暇が残っておらず、あきらめるつもりでいたからです。
それが結果、通常の年休消化を許可してくれることになり、週休やら非番を固めて5連休を取得したのですが旅はやはり、イメージどおりに事が運ぶのではなく野球同様、偶発的に何が起こるのかわからない一喜一憂が醍醐味。
よって、突発的に行き先を決めて行く旅や、出発前にイメージが沸いてこなかった旅ほど、最近は結果的に印象が強く残ったりします。

そんなことを考えていると暖かさにつられて旅の虫がうずいてきます。

次は何処へ??
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Posted by sammy - 2009.03.29,Sun


いやぁ~、いまだに興奮冷めやらないです、WBCの優勝、世界一。

ファイナル3試合のみを観戦するために組んだ今回のスケジュール。
もちろん、最初からこの感動を見込んだ上でのロサンゼルス突撃旅行だったわけですが、ここに至るまで内心はかなりハラハラドキドキでして、第2ラウンドが行われていたあたりでは「もしも決勝トーナメント進出を逃したらどうしよう?」、「どうなっちゃうんだろう、オレ?」などと弱気の虫が絶えず付き纏っていた自分でもありました。

山あり谷あり。
まさに戦った選手同様、一喜一憂する楽しさと怖さ悲しさ、そして最後には大きな喜びを味あわせていただきました。
イチローが最後に試合を決めた「伝説のセンター前」の感動は観ている僕らにとっても一生涯忘れられない一打でした。

とにかく今回の観戦、そして短きながらもロサンゼルスでの日々。
書き出したら止まらないほどの思い出と興奮があふれていますが、まずはやっと準備ができた写真のUPと報告まで。

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Posted by sammy - 2009.03.04,Wed

衝撃的だったイチローの初回先頭打者ホームラン(vs USA, 2006)


春三月。
野球ファンにとっては球音近づくうれしい季節に今年は一段と早くいよいよ明日、日本が連覇を目指す野球の世界大会WBCがスタートします。

2006年に行われた前回大会、僕はある想いを胸に決戦の地アナハイムまで行きました。

僕が現地で観戦したのは第2ラウンド4試合。うち3試合が日本戦で結果は1勝2敗と散々たるものに終わり、傷心のまま帰国した苦すぎる思い出があります。
が、奇跡は起きました。
帰国途中、成田空港から京成で日暮里を乗り継ぎ、電車が秋葉原に差し掛かった頃、乗車していた山手線車内の情報テレビに大本命だったアメリカがメキシコに敗れる大波乱と同時に日本の準決勝進出が決まるニュースが伝えられたのです。
それはそれは興奮したし驚いたし、信じられなかったですよ。

それもそのはずです。

* * *

絶対に負けないだろうと思っていた韓国に負けた2006年3月15日の夜、アナハイムのスタジアム周辺は大挙押し寄せた韓国人らでかつて見たことがないほどの大騒ぎでした。
鳴り止まない車のクラクションの音色は「テ・ハ・ミング♪」で、周辺一体はそれに合わせた大合唱。

PICT2097.JPG
在米韓国人らで占拠された球場内(vs Korea, 2006)

それはそうです。
大挙押し寄せた韓国人らはほぼすべて、国が不安定だったかつての時代にロサンゼルス周辺に移住した韓国人らであり、その総人口はこの地域だけで(日本人の2万人に対し)50万人強と言われています。
あの肌寒かった3月半ばのアナハイムに、自国ではない日本対韓国戦に3万9000人もの観衆が集まったこと、その90%以上が韓国人だったことは彼らの胸中に秘めた歴史的な想いを考えれば決して奇跡ではない当然のなりゆきだったのかもしれないです。

そんな雰囲気、気迫に日本は完全に負けました。
あのイチローにして「野球人生最大の屈辱」と敗戦のコメントを出したあの試合です。

* * *

しかし、日本は救われました。
アメリカ・チームのよもやの敗戦。
そして、それを手助けしてくれたのはメキシコ・チームであり、彼らを応援していたのは国境を越えて移り住み、この地で低賃金で働く陽気なメキシカンたちでした。
スタジアムでも実に陽気だった彼らの顔が浮かぶと、そのうれしさは倍増でした。

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自国チームが負けたというのに陽気だったメキシカン(vs Mexico, 2006)

メキシコに救われた日本は準決勝で再び韓国と対戦し、見事なまでのリベンジを果たします。
僕が帰国してからのことでした。

この試合のヒーローは代打で逆転2ラン本塁打を放った福留孝介であり、僕をアメリカへ誘ってくれたのは幼い頃からファンである「中日の選手がアメリカの球場で大リーガー相手に戦う姿を見たい」長年の想いをかなえるためでもありました。

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第2ラウンドでは大不振を極めた福留(vs USA, 2006)

しかし、この試合までの彼は僕が観戦した第2ラウンド3試合で9打数1安打。それもその1安打がメキシコ戦での内野安打1本という不甲斐なさでもあり、屈辱の韓国戦ではチャンスで代打をおくられる始末でした。
だからこそうれしかった福留の一発。
この時やっと、3月15日の夜を拭い去ることができたことも覚えています。

そして最後、決勝で日本はキューバを破り、見事第1回大会の栄冠を手に入れました。

* * *

いよいよ明日、連覇をかけた第2回大会がスタートします。

僕の中に去来する想いはただ戦う姿を見たかった前回の物見遊山な想いではなく、目の前で韓国に負けた屈辱とアメリカ相手に勝てなかった無念です。
9割方あきらめていた今大会の現地観戦はひょんなことからロサンゼルスで決勝ラウンドが行われる3月21日から3日間だけ観にいけることになりました。
自分の中でもずっと、勝利の美酒に酔いたい気持ちがひそめていましたが、最終的には強引な休暇と出費を重ねて決断をしました。
どんなドラマが待っているのでしょう?
きっと、日本チームはそこまで来てくれると信じています。

Go for V2 !!

がんばれチーム・ジャパン!