sometime,somewhere...
Posted by sammy - 2014.02.24,Mon
morning scene / Giri Air, INDONESIA
旅をするという行為をする時、その行き先を選考するにあたって、そこにある何かしらを目的にし、その大概はガイドブックにも記載されるような歴史的建造物であったり、風光明媚な自然そのままの景色だったりします。僕も然りです。
ただ、何度もそういった旅を重ねていくと、例えそういった目的がスタートの旅であっても、結果として求めるものは普遍性にそぐわない自分自身が感じて切り取る景色であったり、そこにある日常を受け入れることだったりします。
僕が今現在求める旅はまさしくそれで、そこにある「名もなきものたち」に自らがスポットをあて、心の揺さぶりそのままに感じ取ることに旅の醍醐味を感じています。
Gold / Giri Air, INDONESIA
old woman / Giri Air, INDONESIA
もちろん、観光的要素も旅の大切な要因で、その場所へ到達した喜びを知るには計り知れない魅力があるわけですが、僕が写真家としての旅をするにあたっては前述した「名もなきものたち」を探ることに大きな魅力を感じます。
そもそもは有名どころの景色を並べた写真展を目にした時から始まった自分自身への自問自答ですが、誰もが求めるようなものへではなく、あくまでオリジナルに感じた旅のシーンをもっともっと伝えてみたい。
では、はたして?
そんな旅が自分にはできているのか??
まだまだ途上の自分がいる気がしてならないです…。
brother / Giri Air, INDONESIA
shy / Giri Air, INDONESIA
a house / Giri Air, INDONESIA
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追記:
そんなことを思い浮かべながら今回は3年前の夏、「最後の楽園」と謳われるギリ・アイルへ行った時の写真を観点変え選び、並べてみました。まだまだ途上ですね(笑)。
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Posted by sammy - 2011.12.06,Tue
am6:36 / sunrise / Giri Air, INDONESIA
今年1年をふり返るにはまだまだ早いが、7月に行った「最後の楽園」ギリ・アイルへの旅は間違いなく自分自身へのターニング・ポイントとなった。
そもそも、この旅を誘った6連休は予期せぬ休みであり、この島へ誘ったのも6月のラオスでの旅話からだった。そう、すべてが計画ではない成り行きであって、その頃の自分はというと慣れない職場環境に悩みに悩んでいた。
とにかく、逃げ出したい。
その先が「最後の楽園」だと知って飛びついた。それが、現地滞在時間が3日に満たない旅でも。
出発の直前まで仕事が忙しかったから準備も何もかも半端な状態で旅に出て、翌日の夕暮れ後にはチドモと呼ばれる馬車に乗って闇に沈んだ島の道を宿へと向かっていた。
泊まった宿は「キラキラ・コテージ」というかやぶき屋根のコテージで、奥さんは日本人だったが直前に帰国して不在で、旦那のタカが空港からの送迎も手配してくれた。
決してキレイと言えるコテージでもなかったが、それなりに快適で、ビーチから100mほど奥まった環境にありながら波の音が絶えず聞こえる。
気持ち良いほどにグッスリと眠りにつけ、小鳥のさえずりと波の音に加えて鶏の鳴き声が聞こえる頃、夜明けの近さを教えてくれる。
対岸にあるロンボク島に聳える名峰リンジャニが朝焼けの空にシルエットに浮かび、やがて眩しく朝日が昇る。
1日が始まり、南国の強い日差しが美しい海を照らす。
am11:40 / beach / Giri Air, INDONESIA
小さな島には車もバイクもなかったから、聞こえてくるのはパカパカ走るチドモの駆ける音ぐらいだった。
人々の生活の音はいたって静かで、島の人々は見ず知らずの旅人であろうが目が合えば挨拶をしてきた。
だからなのか、何をするわけでもない、ただ、そこにいるだけで満足な気持ちになれた。
日中堂々ビールを煽ってはビーチで寝そびり、時に小さな島内を自転車で走り回っては島の人々の生活にふれる。
やがて夕暮れが近づくと西側のビーチへと向かい、夕日と対面する。
海の向こうから昇った太陽が再び海の向こうへと沈む。
小さな島ならではの光景だった。
夕闇が消える頃、島は一段と静けさを増す。
喧騒とは無縁のありのままの生活がそこにはあり、そこに自分自身の「楽園」を実感した。
pm17:06 / children / Giri Air, INDONESIA
pm18:06 / sunset / Giri Air, INDONESIA
帰路、経由するシンガポールからの便が搭乗後に機材トラブルで欠航となり、結局その日は深夜24時近くに羽田到着の便へと搭乗変更を余儀なくされた。
翌日の勤務は電話で変更の申し出をして承諾されたが内心、もうどうでも良くなり、島で過ごした時間とこの欠航で何かが吹っ切れたと今になって思う。
「人間万事塞翁が馬」であり、流れるままに生きてゆければ何とかなる。
この旅がそれに気づかせてくれた。
Posted by sammy - 2011.08.06,Sat
Azel / Gili Air, INDONESIA
アゼル(5才)
島で唯一の小学校の横で母親が駄菓子屋を営んでいた。その横にある椰子の木林をバックにスマイル!
Herlina & Ragattika
ヘルリナ(左:4才) & ラガチカ(右:4才)
共に母親に連れられて船着場横の海で遊んでいた2人。美しい海をバックに笑顔のポーズを見せた。
Lao
レオ(10才)
小学校の一角で明るい笑顔を見せてくれたレオ。フレンドリーな接し方が印象的だった。
* * *
旅をしていて「つくづくいいなぁ」と思うことは一番に、子どもたちの笑顔や無邪気さだったりする。
最近は、そんな子どもたちの写真を撮った際に、「What's your name?」と名前を訊いたりする。
もちろん、写真を撮らせてもらうこと同様、名前を訊くにも微妙なタイミングがあったりするわけで、全ての子どもたちに名前を訊きながら撮っているわけではないが、名前を訊かれた子どもや親たちは一様にうれしい反応を見せてくれる。
世界中、どの子どもにも名前があり、その名前はその子どもにとっても親たちにとっても美しく響くものだからだ。
「Every Children has a Beatiful Name」
素晴らしい名前をいつまでも大切に!
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