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sometime,somewhere...
Posted by - 2025.02.03,Mon
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Posted by sammy - 2013.02.04,Mon

Kovalam Beach / Kovalam, INDIA


南インドケララの旅も今日が最後の日。コヴァーラム・ビーチにいます。
コーチンから始まったこの旅はアレッピーへと南下し、バックウォーターにある小さな村にあるホームステイで2日間滞在していました。
とってものどかな村で周囲を川と運河で囲まれた水郷地帯に浮かぶ小さな島のような村だから車もバイクも走っておらず、まさに現代から隔離された隔世の感さえある村でありながらインド流おもてなしの心をもったホスト・ファミリーと穏やかでフレンドリーな村人たち囲まれた生活は極上の旅の贅沢でした。
そんなホームステイを後にしてここコヴァーラムに着いたのが一昨日の夕暮れ後。
昨日今日とダラァ~ンとした南国生活を過ごしています。
ビーチと言っても波は高いし海水浴に不向きなのは明らか。ここでは(いや、ここでも…笑)ノンビリ過ごすのが得策みたいです。

わずか1週間のケララ旅でしたが、ここはやはりインドの中にあって楽園のようなところ。
美しい景色と強烈な色、ゆるやかな時間の流れが印象的でした。

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Posted by sammy - 2013.01.30,Wed

fort cochin / Cochin, INDIA


旅先から更新するなんて何年ぶりだろう?
インド南部コーチンからです。

雪の成田を発ち、シンガポールを経由してコーチンへ着いたのが28日深夜。
昨日今日と歩き回り、さぞかしインドの洗礼を受けているのかと思いきや、至って穏やかで時間がゆったりと流れているのが南部の主流?
いかにも南国の風流そのものに流されるかのような時間を過ごしています。

インドは広大で所変われば風土も変わる。
それはツーリストの傾向にも当てはまり、「いかにもバックパッカー」、「いかにも貧乏旅行」といった気概アリアリの見ただけでも分かる連中らは影をひそめ、西洋人の落ち着いた熟年カップルの姿が目だつのもコーチンの特徴のひとつ。
「刺激少なめ、スパイス少々」
そんな味つけの良さが南インドかもしれないです。

明日はコーチンからアレッピーへ移動して、直前に予約をした水郷地帯の村にあるホームステイで2日間滞在です。
2月1日の誕生日をどんな景色が迎えてくれるのか楽しみです。

Posted by sammy - 2013.01.21,Mon

Varanasi, INDIA


あれから3年が経った。
2010年2月、南インドのコーチンから始まり、バックウォーターからインド亜大陸最南端カニャークマリ、さらにはコヴァーラム・ビーチへと周る旅を描いていた。しかし、旅は始まらなかった。
コーチンへ到着した翌朝、カメラが動かず、コーチン市内にあるキャノン・サービスセンターの紹介でバンガロールにある修理センターまで遠路遥々空路で出向き、直ることを願ったが結果は完全には直らなかった。

いつもいつの時もインドの放つ色は強烈で、それは映像に残したい欲求に駆られる。
そんな旅を悔しい気持ちを引きずりながら旅をしなければならないことは到底無理で、カメラが完全には直らないことを告げられた後はその数軒先にあった旅行社でその晩のバンコク行き片道航空券を買いなおし、余った旅の日々はタイのバンコクやら南部のビーチで怠惰な日々を過ごす選択をした。

その翌年にでもすぐに行き直すつもりでいたが、違った世界を見て回るうちに自ずと遠のき、再び行こうと思いついたのは昨年秋だった。
ミャンマーから帰り、遅い正月休みをどこで過ごそうか考えた時、あの強烈なインドのカラーがイメージとして浮かび上がり、以後は一直線に気持ちが進んだ。
いつもそうだが、インドへはそうやって呼ばれて行っている気がする。
ただ、3年前は勝手が違ったようだ(笑)。

* * *

あの時、インドの旅を諦め、ホテルへと戻り、呼んでもらったタクシーはいつまで経ってもやって来ず、やっと来たタクシーに乗って空港へと向かう最中、「ドスンッ!!」という衝撃音と共にタクシーが横入りしようとしたバイクを跳ねた。
後部座席に乗っていた僕からは外の様子が伺えず、すぐに車内へと戻ってきた運転手に「大丈夫か?」と訊くと、「大丈夫だ」と応える。「いや、大丈夫じゃないだろう」と言っても「No problem !」の一辺倒である。
予期せぬカメラの故障でバンガロールまでやって来て、結局直らずに旅を諦め、違う国へ違う旅へ向かおうとしていた僕はただでさえ気持ちがハイになってはいたが、今度は目の前でバイクを跳ねてそれでもなお「大丈夫だ」と言い放っている。もう、何もかもがどうでもよくなってきた。
偶然にも聞いていたMP3からはRCサクセションの「ロックンロール・ショー」が流れていたが、その現実はまさに「ロック・ショー」で、インドの旅そのものが「ロックンロール・ショー」だった。

1週間後の28日深夜、3年ぶりにコーチン空港へと降り立つ。
新たなる「ロックンロール・ショー」の幕開けだ!


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参考:インドに呼ばれなかった男 (2010年2月)